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新UIのWeb版「Dropbox」登場。新プランと生成AI搭載も

新UIのDropbox

 Dropbox Japan株式会社は11日、Web版「Dropbox」のリニューアル、新プラン、複数の新ツールなどを発表した。

 Web版のDropboxでは、UIを刷新した。チャットなどによる中断で、Dropboxのプラットフォームから離れることによって作業を中断する必要をなくすためにリデザインしたという。

 具体的には、拡張可能なフォルダツリーを追加するなどのナビゲーション刷新、操作バーのデザイン変更、ファイルプレビュー機能の改良で動画コンテンツに対応するなどのアップデートが加えられている。アップデートは11日より一部ユーザーへの提供を開始しており、今後数週間から数カ月以内に多くのユーザーにリリース予定。

 また、新プラン「Dropbox Essentials」、「Dropbox Business」、「Dropbox Business Plus」も同時発表。1ユーザーあたりの月額価格は順に2,700円、2,900円、3,600円。新規ユーザーは11日から新プランが利用可能、既存ユーザーは今後数週間から数カ月以内に既存プランと同じ料金で新プランを自動的に利用可能という。

 Essentialsは、自営業のユーザーに適したプラン。PDFの編集、電子署名の収集、共有ドキュメントの分析結果の追跡などを管理できる。

 Businessはチーム向けのプランで、Essentialsの機能に加えて、署名依頼時のブランド設定、チームメンバー間でのストレージ容量の共有、外部共有管理とレポート機能、チームを管理するための管理コンソールが含まれる。そのほか、チームコンテンツの共有、追跡機能、閲覧者の集計分析機能も近日中に利用可能になる。

 Business Plusは、大容量ストレージ、より簡単なリモートでの共同作業、強化されたセキュリティ機能を求める大規模なチーム向けプラン。Businessの機能に加えて、最大250GBの転送機能、1年間のバージョン履歴と復元、強化されたセキュリティと通知機能などが利用できる。

 新機能としては、動画編集ツールの「Dropbox Studio」、AIを搭載したユニバーサル検索ツールの「Dropbox Dash」、生成AIを使用して質問に答えたり、契約書や会議記録などの大きなファイルの概要をファイルプレビューで把握できる「Dropbox AI」の3つ。

 Studio、AIは現在一部ユーザー向けにアルファ版を提供中、Studioは今後数週間以内に一部ユーザー向けにアルファ版を提供する。いずれも英語版で、利用には「Dropbox 先行アクセス」への登録が必要。

Dropbox Studio