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Pixel 8には編集マジックや音声消しゴムマジック機能が追加

Pixel 8

 Googleは4日、新型Androidスマートフォン「Pixel 8」および「Pixel 8 Pro」を発表した。本項では、カメラに関するAIを活用した新機能を紹介する。

 Pixel 8シリーズでは、画像内の被写体の位置やサイズを変更できる編集マジック機能や、画像内の不要な部分を消す「消しゴムマジック」だけでなく、発展系の「編集マジック」機能や、動画内の不要なノイズを除去できる「音声消しゴムマジック」も備える。

 既存のPixelシリーズでは、写真に写り込んだ第三者や余計な物などを指でなぞるだけで簡単に削除できたが、編集マジックを使うと、選択した被写体の場所を動かしたり、拡大縮小したり、あるいは天候を変えたりといったことができる。

 また、画像に関する新機能としては、集合写真を撮る際などに好適とする「ベストテイク」機能を搭載。同機能は、誰かがカメラを見ていないというような集合写真などを修正できる機能で、AIが一連の写真から被写体となる人の顔を認識し、全員の顔が最高の表情となっている画像を生成できる。手動でどの表情にするかも選択できる。

ベストテイク機能。複数枚の完璧でない一連の画像から被写体それぞれの顔を認識し、全員の顔が最高の状態となっている画像を生成できるという

 動画に関しては、色や照度、手ぶれ補正、粒状性などを調節できる「動画ブースト」が今後提供される。同機能では、夕日や薄暗いレストランなどでの低照度下での動画撮影に好適とする「ビデオ夜景モード」も実装される。

iPhone 15 Pro MaxとPixel 8 Pro+動画ブーストでの画質の比較