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「Surface Laptop Go 3/Studio 2」が本日発売。Windows 11のAIを最大限に活用
2023年10月3日 16:15
日本マイクロソフト株式会社は、個人向けモバイルノート「Surface Laptop Go 3」、およびGPU/NPU搭載ハイエンドノート「Surface Laptop Studio 2」を発売した。価格は前者が14万2,780円、後者が33万6,380円からだ。
早いところでは既に店頭に並んでおり、入手した読者の方もいらっしゃると思うが、タイムゾーンの関係で、日本が世界でもっとも早く発売されることとなっている。このため同社は発売に合わせて記者説明会を開催し、急遽来日したPete Kyriacou氏(Corporate Vice President, Microsoft Devices)が自らSurface新製品群を紹介した。
Surface、単なるデバイスの寄せ集めではない
Kyriacou氏は冒頭で、Surface製品のデザイン哲学について紹介。この2~3年のコロナ禍以降、人々のライフスタイル/ワークスタイルの変化によって、デバイスの使い方も大きく変化してきたとし、そのニーズに応える形でSurface製品も進化させてきたという。
特にWeb会議のニーズに応えるという意味では、カメラ、スピーカー、マイクといった個々の部品を単に寄せ集めて作ったのではなく、音や映像を正しく伝えるためにはどうしたら良いかという点に注目し、多くの製品エンジニアが細かくチューニングを行ない、複数の機能を正しく、高品質に統合させているとした。
また、体が不自由な方に向けて、インクルーシブな製品デザインも行なっていることも紹介し、Surfaceの新しいタッチパッドでは、手の指がないユーザーでも問題なくタッチ操作できるよう、ハードウェアの機能を引き出すソフトウェアのチューニングで対応できるようにしているなど、アダプティブな機能を搭載しているとした。
さらに、サステナビリティへの取り組みとして、2030年までに「カーボンネガティブ」という目標を実現するのに当たって邁進しているとし、製品を製造する上での二酸化炭素の削減、環境負荷の少ない材料の採用、そして修理可能かつ堅牢なデバイスを製造していくことにも取り組んでいると語った。
すべての製品はAIがキーに
続けて同氏は、発売される新製品について紹介を行なった。なお、紹介であった50型と85型の「Surface Hub 3」、および「Surface Go 4 for Business」は、現時点では法人向けとなっており、一般消費者向けには用意されない。
Surface Hub 3
「Hub」の名の通り人々をつなげることが目的。スマートカメラで、Web会議の際に人をトラッキングしながら映し出すほか、ポートレート表示にも対応し、相手の映像も大きくくっきり見える。また、新しいインクではホワイトボードのように使い、ブレイントレーニングに使うことができるほか、CopilotのAIの力により付箋を自動で整理し、新しいアイデアや声を分かりやすく整理できる。
Surface Laptop Go 3
性能が第1世代と比較して88%向上した新世代CPUを搭載。その一方でこれまでのSurface Laptop Goでもっとも静音性が高いものになっている。このほか、タッチスクリーンへの対応、15時間駆動のバッテリ、指紋認証ありも選択できる。Windows 11に搭載される動画編集ソフト「Clipchamp」では、いくつか質問に応えるだけで、写真から動画をAIが肩代わりして生成することも可能になった。