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macOS Sonoma配信開始。セキュリティ修正も多数

 Appleは27日、Mac用の「macOS Sonoma」を配信開始した。多数の新機能に加え、脆弱性修正も多く含まれている。

 Sonomaではこれまでサイドバーから呼び出していたウィジェットをデスクトップに配置することが可能になった。配置されたウィジェットはアプリケーション起動中は半透過になり、アプリの方に集中できる。

 Safariもアップデートされ、仕事用と個人用といったトピックに分けて、Cookie、履歴、拡張機能、タブグループ、お気に入りを別々のプロファイルとして保存可能となり、切り替えて利用可能になる。また、Webサイトを通常アプリのようにして、ドックからアイコンで起動できるアプリ化機能も搭載した。

 ゲーム向け機能としては、ほかのプラットフォームからMacへの移行を数日で行なえるようになる「Game Porting Toolkit」や、ゲームが優先的にCPUとGPUのリソースを確保できるようになる「ゲームモード」を導入した。

 このほか、PDFサポートを強化し、写真で撮影した書類でも記入欄を自動認識してオートコンプリートする機能、「メモ」アプリのインラインPDFに対応した。

 一方で、カーネルにおけるUse after freeによりアプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる脆弱性や、Webコンテンツ処理時に任意のコードが実行できる脆弱性などが多数修正されている。