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Samsung、SO-DIMMの半分以下の大きさのメモリ「LPCAMM」を製品化

LPCAMM

 Samsungは、LPDDRベースのメモリ拡張モジュール「LPCAMM」を発表した。現在、大手顧客と次世代システムを使った実証実験が行なわれており、2024年に商品化を予定している。

 (LP=LowPowerが付かない)CAMMについては、2023年初にDellがJEDECにおける標準化、製品に採用する意向があることを表明していたが、Samsungから実際の製品として登場するのが明らかとなった。

 ノートPCではこれまでLPDDRメモリ、またはSO-DIMMメモリモジュールを採用してきた。LPDDRはコンパクトで小型だが、メインボード直付けのため拡張や修理が困難。一方SO-DIMMは簡単に取り付け/取り外しが可能だが、性能に限界があり、物理的に大きいという問題があった。

 LPCAMMは、LPDDRメモリ採用による低電力化/高速化をしつつ、SO-DIMMのようにモジュール形状とすることで換装を可能とし、両方のメリットをもたらす。

 SO-DIMMを2枚横に並べた構造と比較して占有スペースを最大60%削減するほか、性能が最大50%、電力効率が最大70%向上するという。