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Razer、ホットスワップ対応で打鍵感にもこだわった75%ゲーミングキーボード

Razer BlackWidow V4 75%

 Razerは、今後国内で発売予定の新型ゲーミングキーボードとして、「Razer BlackWidow V4 75%」、「Razer Huntsman V3 Pro」シリーズ、およびダイヤル型Bluetoothコンロトーラ「Razer Wireless Control Pod」を発表した。

Razer BlackWidow V4 75%

 Razer BlackWidow V4 75%は、75%のキーレイアウトを採用した有線ゲーミングキーボード。ブラックカラーの通常モデルと、ホワイトカラーのWhite Editionを用意し、価格はそれぞれ3万1,900円、3万3,480円。どちらもキー配列は日本語と英語を用意し、9月29日発売となる。

 第3世代Razer Orange Tactileスイッチを標準で備え、タクタイル感のある静音キーストロークを実現。最大1億回の押下耐久性を謳っており、LEDの光を通すクリアハウジングを採用する点も特徴となっている。加えて、同社製ゲーミングキーボードとしては初となるホットスワップに対応しており、3ピンまたは5ピンのスイッチとの換装が行なえる。

 内部にはガスケットマウントやFR4プレートを用いたほか、2層の音響吸収フォームや潤滑済みスタビライザー、テープ補強済みPCBなどと組み合わせることで、優れた打鍵感と打鍵音を実現。6つのネジを外すことで内部構造にもアクセスでき、幅広いカスタマイズが可能だとしている。

第3世代Razer Orange Tactileスイッチを採用
キースイッチのホットスワップに対応
ガスケットマウントなどを採用し、優れた打鍵感や打鍵音を実現
キースイッチ用工具も付属するなどカスタマイズできる設計に

 また、5つのプロファイルを記録できるオンボードメモリや多機能メディアコントローラ、キーごとおよび側面のRGB LEDライティングなどを装備。ポーリングレートは最大8,000Hzまでサポートしている。

 本体サイズは321×240.5×24mm、重量は815g。ケーブルは着脱式のUSB Type-Cで、マグネットで取り付けられるパームレストやキーキャップおよびスイッチ用工具も付属する。

White Editionも用意

 あわせて、交換用パーツとして第3世代Razerメカニカルスイッチの単体販売も開始。Orange、Green、Yellowの3種類を用意し、1セット36個入りで、価格は各4,090円。

交換用パーツとして第3世代Razerメカニカルスイッチの単体販売も

Razer Huntsman V3 Proシリーズ

Razer Huntsman V3 Proシリーズ

 Razer Huntsman V3 Proシリーズは、新型の光学式アナログキースイッチを採用した有線ゲーミングキーボード。フルサイズの「Razer Huntsman V3 Pro」、テンキーレスの「Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless」、60%レイアウトの「Razer Huntsman Pro Mini」の3種類を用意する。国内では日本語配列、英語配列ともに2023年冬の発売を予定しているが、国内価格は未定。なお、米国での価格は順に249.99ドル、219.99ドル、179.99ドルとなっている。

 ともに、同社の光学式アナログスイッチとしては2019年以来となる新型「第2世代Razer Analog Opticalスイッチ」を採用。アクチュエーションポイントの調整可能範囲が従来の1.5~3.6mmから0.1~4.0mmへ拡がり、フルレンジでの調整が行なえるようになった。加えて、アクチュエーションポイントやリセットポイントがキー入力に追従し、素早いキーオン・オフを実現するRapid Trigeer機能にも対応している。

アクチュエーションポイントの調整可能範囲が0.1~4.0mmへ拡大。Rapid Trigeerにも対応

 1億回の押下耐久性を謳っており、押下圧は40g、押し込み度合いで2つの機能を割り当てられる2ステップアクチュエーションにも対応。同社の調査結果によれば、磁気式スイッチでは磁気の強さによるばらつきがどうしても発生してしまうのに対し、光学式スイッチではキースイッチごとの個体差を抑えられるため、よりリニアなデータが取得でき、正確にアクチュエーションポイントを検知できるという。

 また、フルサイズモデルおよびテンキーレスモデルでは、アクチュエーションポイントの調整に便利なLEDディスプレイを搭載。ユーティリティを起動せずとも、キーボード上の操作だけで視覚的に調整できる。さらにマルチファンクションデジタルダイヤルやメディアコントロールボタンを装備し、着脱式リストレストも付属する。

磁気式スイッチと比べ、より正確にアクチュエーションポイントの検知が行なえるという
アクチュエーションのポイントの深さを本体のLEDで確認できる
Rapid Trigeerの設定にもLEDは利用できる
フルサイズ、テンキーレス、60%モデルの違い

Razer Wireless Control Pod

 そのほか、周辺機器を制御できるBluetoothダイヤルコントローラのRazer Wireless Control Podも登場。9月29日発売で、価格は8,180円。

 アルミ合金製のダイヤルコントローラで、ダイヤルやソースボタンを通じて、音量調整や接続デバイスの切り替え、アプリケーションの切り替え、ズーム操作、RGB LEDのコントロールなどを行なえる。

 本体サイズは70×34mm(直径×高さ)、重量は115g。単4形乾電池2本で動作し、最大8カ月使用できる。