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日本テレビ、スタジオジブリを子会社化

 日本テレビ放送網株式会社は、株式会社スタジオジブリの株式を取得し、子会社化すると発表した。日本テレビでは、スタジオジブリの議決権の42.3%を所有するとともに、経営面をサポートする契約を締結し、子会社化する予定だとしている。契約締結および株式譲渡は10月6日に実施される予定で、取得価額は現時点では明らかにされていない。

 日本テレビは、1985年の「風の谷のナウシカ」のTV初放送以来、スタジオジブリ作品の放送を続けており、2001年には「三鷹の森ジブリ美術館」設立の支援なども行なってきた。今後は、経営面をサポートすることで、スタジオジブリがもの作りに専念できるとともに、そのブランド価値を永続的に守り続けられるとしている。

 今回の子会社化について日本テレビでは、国内外で多くの人に愛される作品を生み出すスタジオジブリをこれまで以上に支援していくことで、日本テレビグループ全体の企業価値向上に資すると判断したと説明している。