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PCIe接続でメモリを拡張する「CXLメモリ」、Micronがサンプル出荷

 Micron Technologyは7日(米国時間)、PCI Express経由で接続してメインメモリのように使える揮発性メモリ「CXL 2.0 Type 3」をサポートしたモジュール「CZ120」をサンプル出荷開始した。

 CZ120は、PCI Express 5.0 x8インターフェイスを備えたE3.S 2Tフォームファクタの拡張カードで、容量は128GBまたは256GBで、最大36GB/sの帯域幅を提供。メモリ容量と帯域幅拡張が求められているサーバーシステムを増強できる。AI学習や推論、SaaSアプリ、インメモリデータベース、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの用途に向く。

 リリースや製品情報によれば、CZ120の256GBモジュールを4基増設すれば、帯域幅が24%向上する(4,800MT/sの12チャネルRDIMM単体利用時と比較)とあるため、メインメモリと並列アクセスすることで帯域幅を向上させられるということだろう。

 開発はAMDプラットフォーム上で行なっているが、Intelも第4世代Xeonスケーラブル・プロセッサおよび対応プラットフォーム上で同モジュールの評価を行なっているという。