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新たなインターフェイス規格「Compute Express Link」が登場

 3月11日(米国時間)、CPUとデバイス間、およびCPUとメモリ間のインターコネクト規格「Compute Express Link:CXL」が新たに誕生した。

 発足メンバーにはAlibaba、Cisco、Dell EMC、Facebook、Google、Hewlett Packard Enterprise、Huawei、IntelおよびMicrosoftといった主要企業が名を連ねている。

 CXLはデータセンター向けにデザインされ、CPUとデバイスあるいはCPUとメモリ間を高速で通信するインターコネクト。グループメンバーらはCXL策定と同時に、CXL仕様1.0を承認した。既存のPCI Expressインフラストラクチャに基づいており、PCI Express 5.0の物理/電気インターフェイスを活用しながら、以下の3つの高度なプロトコルを提供する。

1.I/Oプロトコル
2.ホストがアクセラレータとメモリを共有できるようにするメモリプロトコル
3.コヒーレンシインターフェイス

 つまり、CXLはCPUのメモリ空間とデバイスの搭載されたメモリ空間のコヒーレンシ維持のためのものとなっており、ソフトウェアスタックの複雑さや、システム全体のコスト削減を目指すという。今後、人工知能や機械学習といったアプリケーションで重要性が増しているアクセラレータでの活用を見込んでいる。