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ユーザーごとの熱中症リスクを予測できるスマホアプリ。大阪公立大らが開発
2023年7月31日 14:57
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科およびヨージェフ・ステファン研究所らによる研究チームは、深部体温を予測し、熱中症を防ぐスマートフォンアプリ「Heat-Health」を開発した。
熱中症については、気象庁などが熱中症警戒アラートを通じて予防の啓発を図っているが、各個人によって活動は違い、必要な水分補給や休息の量も異なるため、それぞれの熱中症リスクを正確に把握するのは困難だった。
Heat-Healthでは、環境条件や活動内容、身体情報を基に深部体温を予測する。研究チームが37名を対象に行なった検証では、深部体温が38℃以上となった対象者では92.9%、38℃未満の対象者では90%の精度で予測できたという。これにより、パーソナライズされた熱中症リスクを把握し、適切な予防策をとるのが可能になることで、熱中症予防に貢献できるとする。
