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エレコムの無線LANルーター/中継器に脆弱性。ファームウェア更新を呼びかけ

WRH-300WH-H

 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で運営しているJVNは11日、エレコム製の無線LANルーターおよび無線LAN中継器において複数の脆弱性があるとして、注意喚起を促した。

 脆弱性の恐れのある対象製品は、以下の無線LANルーターおよび無線LAN中継器。

  • WRH-300WH-H
  • WTC-300HWH
  • WTC-C1167GC-B
  • WTC-C1167GC-W
  • WRC-1167GHBK-S
  • WRC-1167GEBK-S
  • WRC-1167FEBK-S
  • WRC-1167GHBK3-A
  • WRC-1167FEBK-A
WTC-300HWH
WTC-C1167GC-B
WTC-C1167GC-W
WRC-1167GHBK-S、WRC-1167GEBK-S、WRC-1167FEBK-S、WRC-1167GHBK3-A、WRC-1167FEBK-A

 対象製品にログインしたユーザーは、細工されたURLやページにアクセスすることで、任意のスクリプトまたは意図しない操作の実行や、任意のWebサイトへのリダイレクトなどのリスクにさらされ、フィッシングなどの被害に遭う可能性がある。

 加えて、対象製品にアクセス可能な第三者により、機微な情報が窃取されたり、細工されたデータを送信されることで任意のOSコマンドやコードを実行されたりする恐れもあるという。

 エレコムは、対策として対象製品のファームウェアアップデートを行なうよう、同社のニュースリリースにて呼びかけている。