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Twitter対抗「Threads」がサービス開始。500文字投稿可能、公開2時間で200万ユーザー突破

 FacebookやInstagramを展開しているMetaによる、テキストが主体となったSNSサービス「Threads」が本日よりサービスインした。編集部でも、iOS版およびAndroid版アプリのダウンロード、アカウント作成、サービス利用が可能であることを確認した。マーク・ザッカーバーグの同サービスへの投稿によると、公開2時間で200万ユーザーを突破したという。

 Threadsはテキストベースの会話アプリで、関心のあるトピックや次に来るトレンドなど、何でも話し合える場を提供。Instagramのユーザーネームをそのまま利用でき、お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味関心を持つ人をフォローすることで直接つながれるほか、自分のアイデアなどを世界に向けて発信できるという。

 アカウントはInstagramから直接引き継ぐことができる。16歳未満(一部の国では18歳未満)ユーザーは参加時点でデフォルトで非公開プロフィールとなる。スクリーンリーダーやAI生成画像説明について、現在Instagramで利用できるさまざな核心的なアクセシビリティ機能はThreadsでも利用可能。

 投稿できる長さは最大500文字となっており、最長5分のビデオ、リンク、写真などを含めることができる。投稿をInstagramのストーリーと共有したり、ほかのプラットフォームの投稿リンクを含めたりできる。また、フィードにはフォローしている人の投稿だけでなく、新しいクリエイターやおすすめコンテンツが表示される。

 このほか、メンションや返信したりするユーザーを制限でき、非表示の単語を追加して、特定の単語による返信を排除可能。また、アカウントのフォロー解除、ブロック、制限、報告も可能。Instagram上でブロックしたアカウントはThreads上でもブロックされる。

 さらに、W3Cによって確立されたオープンなソーシャルネットワーキングプロトコル「ActivityPub」と互換性をもたせる予定で、MastodonやWordPressといった対応アプリと相互運用が可能になる見込み。

 Twitterはこのところ、1日あたりの利用制限を設けるといった措置で混乱が続いており、ユーザーから不満が上がってきている。このタイミングで大手による新SNSサービスインは、Twitterにかなりの影響を及ぼしそうだ。

【10時37分追記】対応機能などについて追記しました。