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Twitter利用制限の目的はスパム排除など。抜き打ちなのは「対策への対策」

 Twitterは5日、同社が現在実施しているAPIのレート制限に関して、スパムやボットの排除、さらにはAIモデル構築を目的としたデータスクレイピングの防止が理由だったと、公式に説明した。

 これによると今回の施策は、一時的にレート制限をかけることで、スパムやボットなど悪質な行為を行なうアカウントを検知し、プラットフォームから排除することが目的だったという。事前通告なく実施されたことについては、悪質な行為を行なうアカウントに対策させないためだったと説明した。

 またこういったアカウントが、AIモデルの構築のためにTwitterの公開データをスクレイピングすることや、プラットフォーム上の人々や会話をさまざまな手法で操作することを防ぐための取り組みでもあるという。

 同社では、今回の制限はプラットフォーム上のごく一部のユーザーに影響しており、作業が完了次第、最新の情報を提供する予定だとしている。加えて、広告への影響も最小限であると説明している。