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GPU性能2倍以上の「Meta Quest 3」、秋に7万4,800円で発売

Quest 3

 Metaは6月1日(米国時間)、次期VR/MRヘッドセット「Quest 3」を秋に発売すると発表した。日本での価格は容量128GBモデルで7万4,800円を予定している。より大容量のモデルも用意する見込み。

 Quest 3は次期Snapdragonチップセットを採用し、Quest 2に搭載されたGPUと比較して2倍以上のグラフィックス性能を実現するという。

 さらに、Quest 2と比較して40%スリムな光学設計を採用し、より薄型で快適なヘッドセットを実現。付属の「Touch Plusコントローラー」は、人間工学に基づきより簡素化された形状に刷新している。トラッキング技術の進化により外側のトラッキングリングがなくなり、手の延長のように自然に使用できる。

 加えて、コントローラには「Quest Touch Proコントローラー」で初採用された「TruTouchハプティクス」を搭載し、リアルな感覚を実現。なお、Touch Proコントローラーにも対応する。

従来のQuest 2から薄型化
コントローラ

 また、2つの400万画素RGBカメラ、プレイエリアをより正確に表現する深度センサー、Quest 2と比較して10倍以上の画素数の高精細カラーパススルー、マシンラーニングや空間認識技術を組み合わせた「Meta Reality」技術により、物理世界と仮想世界をシームレスに融合。今ある複合現実を超え、物理空間にあるオブジェクトを認識して対応することで、これまで不可能だった自然で直感的な方法で操作できるようになるとしている。

 Quest 3のさらなる詳細については、この秋に開催するイベント「Meta Connect」で明らかにするとしている。

内部設計

 Quest 3の発表に伴い、既存のQuest 2は値下げを実施。128GBモデルは4万7,300円、256GBモデルは5万3,900円となる(なお、2022年8月に一度大幅値上げしているため、値下げ後も登場時よりは高価)。さらに、Quest 2とQuest ProのソフトウェアアップデートによりCPU/GPUを高速化し、GPUはQuest 2で最大19%、Quest Proで最大11%向上する見込み。