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HyperX、DTS対応でマイクの音質も向上したヘッドセット「Cloud III」

Cloud III

 HyperXは30日、ゲーミングヘッドセット「Cloud III」を発表した。6月12日に発売し、価格は1万2,980円。

 Cloud IIIは、2015年に発売された「Cloud II」の後継機となるゲーミングヘッドセット。前モデルと比較して、サラウンド技術のDTS Headphone:X v2.0に対応したほか、低反発素材のイヤーパッドは快適性向上のため厚くなり、アルミニウムとスチール製のフレーム部分はより柔軟かつ高耐久な設計となったという。

 また、マイクの性能も前モデルから改良。ドライバーサイズが6mmから10mmに大きくなり、同社によると、Cloud IIよりも人の声が認識されやすくなっているという。

 加えて、インラインコントローラーがなくなり音量調節やミュートがヘッドセット本体で操作できるようになったほか、ミュート時に点灯するLEDインジケータもマイク部分に追加され、マイクがミュート状態であるかを目視で確認できるようになった。

 スピーカーのドライバーサイズは53mm、マイクは着脱可能で単一指向性、有線モデルの接続方式はUSB Type-Aや3.5mmオーディオジャックに加えてUSB Type-Cを新たに追加した。カラーはBlack/RedとBlackの2色を用意する。

イヤーパッドには、音量調節ホイールやマイクミュートボタンを備えるほか、音の抜け感を出すために上部に穴が追加されている
同梱品
ヘッドバンド部

マイクの音質も良く長時間使用も快適なヘッドセットだ

メディア向け内覧会では、FPSゲーム「フォートナイト」をCloud IIIとともにプレイ

 弊誌では今回、いち早く実機に触れる機会を得たので、使用感もあわせて紹介する。

 発表に先駆けて行なわれたメディア向け内覧会にて、FPSゲーム「フォートナイト」をCloud IIIを使用してプレイしたのだが、ボイスチャットはゲーム音と混同することなく聞き取れており、ポップノイズなどは聞こえなかったため、同社の言う通り、人の声を人の声として認識しやすいヘッドセットだと感じた。

 また、会議や生配信などでも本製品を使用してみたのだが、一日中使用していても耳や頭が痛くなることなく使用でき、自分の声は問題なく相手に伝わっていた。Cloud IIIを使用して録音した音声も明瞭に聞こえており、筆者個人の感想ではあるが、マイクの音質はヘッドセットとしては良いものだという印象を受けた。