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今どき方式がちょっと懐かしい?プログラマブルテンキー

400-NT008

 サンワサプライ株式会社は、ソフトウェアで機能を割り当てられるプログラマブルなテンキー「400-NT008」を発売した。価格は5,980円。

 配列は一般的なテンキーの上部にプログラマブルキーを4個搭載したもので、合計22個のキーを備えている。購入直後は純粋なテンキーとして動作するが、専用ドライバをダウンロードすることで各キーに自由にキーを割り当てられる。

 本機で特徴的なのは、キートップに透明なカバーを備えており、キーとの間にラベルを挟んで割り当てた機能を視認できるようにしている点。キートップに有機ELやLCDを埋め込み、ソフトウェアで表示を自由自在に変更できる現代的なプログラマブルキーボードと比べるまでもなく“原始的”で、一時期のPC-9800シリーズに付属されていたキーボードのvf・1~vf・5キーを彷彿とさせる。

 製品にはこのクリアパーツを外すための引き抜き工具が付属するほか、Excelで自分ならではのラベルを容易に作成できるというテンプレートもダウンロード提供している。

ラベルを挟んでカスタマイズするのは今となっては逆に新鮮だろう
PC-9800のキーボードのvf・1~vf・5はなんぞや、と思った方向けの画像(出典:2011 Darklanlan, File:NEC PC-9800 series keyboard.jpg,CC BY 4.0)

 なお、割り当てられたキーは本体に保存されるため、ドライバ未インストールのPCでも機能は再現可能。Enter以外の機能を割り当てられ、Ctrl+Cといったコンビネーションも割り当てできる。割り付けモードとテンキーモード、NumLock解除モードは本体上部のボタンで切替可能。

 キーはメンブレン方式で、キーピッチは19mm、ストロークは4±0.5mm。インターフェイスはUSBで、ケーブル長は約80cm。本体サイズは91×156×25mm、重量は約210g。