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Lenovo、Aston Martinと共同設計した最大120コアの第4世代Xeon SP搭載ワークステーション
2023年3月10日 13:40
Lenovoは、第4世代Xeon SPやNVIDIA RTXシリーズを搭載可能で、Aston Martinと筐体を共同設計した新型ワークステーション「ThinkStation PX」、「ThinkStation P7」、「ThinkStation P5」を発表した。3機種ともに5月の出荷開始を予定している。
3機種ともに、クリエイティブからデータサイエンス、データセンターまで幅広い用途をカバーできるとするワークステーション。スピード、パワー、信頼性、セキュリティなど、ユーザーがワークステーションに求める要素を兼ね備えたとしている。
筐体は、高級自動車メーカーのAston Martinと共同で設計。Lenovoの代名詞とも言える赤色を各所に用いつつ、Aston Martinの「DBS」のような前面パネルや、フラッシュハンドルで開閉できる側面パネルなどを採用している。
改良したエアバッフルとTri-Channel冷却システムによってスムーズなエアフローを実現。工具不要なモジュール設計によるカスタマイズやメンテナンス性の高さも特徴としている。また、据え置きだけでなくサーバーとしても活用できるよう、ラックマウントにも対応する。
最上位のThinkStation PXは、中央にCPU、上下にGPUを配置した内部設計を採用。CPUに第4世代Xeon SPを搭載でき、デュアルCPUによる最大120コア構成が選択可能で、前世代比で平均53%の性能向上を達成したという。最大4基のNVIDIA RTX 6000(Ada Lovelace)も内蔵でき、複雑なワークフローにも対応できるとする。
加えて、16基のDDR5-4800スロットにより、最大2TBまでのメモリが搭載可能で、最大9基のストレージ、PCI Express 5.0対応の拡張スロットも装備。1,850Wの電源ユニットはオプションで冗長化が可能となっている。
本体サイズは220×575×435mm、重量は最大38kg。
ThinkStation P7は、CPUに最大56コアのXeon W-3400シリーズ、GPUに最大3基までのNVIDIA RTX 6000(Ada Lovelace)を搭載可能。1TBまでのDDR5メモリや7基までのストレージも装備できる。電源は1,000Wまたは1,400W。
本体サイズは175×508×435mm、重量は最大23kg。
ThinkStation P5は、CPUに最大24コアのXeon W-2400シリーズ、GPUに最大2基までのNVIDIA RTX A6000を搭載可能。512GBまでのDDR5メモリや6基までのストレージも装備できる。電源は750Wまたは1,000W。
本体サイズは165×453×440mm、重量は最大21kg。