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最新CPUやワークロードに適したベンチ「Geekbench 6」が登場

 カナダPrimate Labsは14日(現地時間)、CPU/GPUの性能を計測できるクロスプラットフォーム対応のベンチマークソフト「Geekbench 6」をリリースした。Android、iOS、Windows、macOS、Linux版が同日よりダウンロードできる。個人使用であれば無料。

 過去3年間の間に人工知能や機械学習が大きく進化し、一般的なアプリケーションやモバイルアプリケーションに広く普及しているほか、デバイスに搭載されるCPUのコア数が増え続けるといった進歩に対応するため、以下の新しいワークロードを取り入れたという。

  • ビデオ会議における配信の背景をぼかす
  • SNS用の画像フィルタリングおよび調整
  • 写真から不要なオブジェクトを自動的に削除
  • 機械学習モデルを使用し、写真内のオブジェクトを検出してタグ付け
  • スクリプト言語を用いてテキストを分析/処理/変換

 また、データセットも一新され、現在一般的なファイルの種類とサイズに適切に対応した。

  • 画像テストにおける高解像度写真
  • ナビゲーションテストにおけるより大きな地図
  • PDFおよびHTML5ブラウザテストにおける、より大きく複雑なドキュメント
  • 開発者テストにおける、より多くかつ大きなファイル

 また、マルチコアベンチマークテストも大幅に改良。各コアに個別のタスクを割り当てるのではなく、コアがどのように協調して共有タスクを完了するのかを測定するようになり、ヘテロジニアスコアの性能測定により適するものとなった。これはスマートフォンやタブレットのみならず、ノートPCやデスクトップPCでもパフォーマンスコアと効率コアを組み込む傾向が強まったことを反映したものとしている。