AMD、Radeon RX 6000シリーズの性能を向上させる新ドライバ

　AMDは、Radeon用のドライバソフト最新版「AMD Software: Adrenalin Edition 23.2.1」を公開した。

　このバージョンではRadeon RX 6000シリーズの性能向上が図られており、同社はRadeon RX 6950XTと4K解像度環境下を例に、「Marvel’s Spider-Man Remastered」や「Shadow of the Tomb Raider」、「F1 2022」といったタイトルで3～19%の性能向上を実現。最新ゲーム「Forspoken」でも7%の性能向上を達成した。

　また、以下のVulkanの拡張命令に対応した。

• VK_KHR_fragment_shader_barycentric
• VK_EXT_depth_clamp_zero_one
• VK_EXT_attachment_feedback_loop_layout

　修正点としては、Windows 11 22H2において、「Delayed Write Failed」というエラーメッセージが表示されAdrenalin Editionの起動に失敗する問題、「SpaceEngine」プレイ中に性能およびロード時間が低下する問題、「Emergency 4」のテクスチャの欠落やチラツキの問題を挙げている。

　なお、一部高解像度/高リフレッシュレートディスプレイ使用の際に、状況によってはアイドル電力が高くなる問題、一部の拡張ディスプレイ構成でゲームプレイとビデオ再生中に途切れや性能低下が発生する問題、特定のアプリで最大エンコードビットレートが100Mbpsに制限される問題が確認されている。