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NEC PC、Web会議機能強化やWi-Fi 6E対応の14型モバイルノートなど3機種

LAVIE NEXTREME Carbon

 NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は、2023年春モデルとなるノートPC「LAVIE NEXTREME Carbon」、「LAVIE N13」、「LAVIE N15」の新型を発表した。1月26日より順次発売予定。

 共通の強化点として、IntelモデルについてはCPUを第12世代Core Uへと刷新。あわせて無線機能として6GHz帯の通信が可能なWi-Fi 6Eをサポートした。

 ヤマハAudioEngineのミーティング機能も強化しており、マイクの前後のみに集音範囲を絞ることで、周囲の騒音をより強力にカットする「ビームフォーミング」が新たに利用可能となった(LAVIE N15除く)。また、明暗自動調整や美肌補正、バーチャルメイクなどでWebカメラでの映りを改善するユーティリティ「YouCam 10」も標準で搭載する。

LAVIE Tabシリーズをセカンドモニターとして利用できるように

 加えて、独自ユーティリティの「つながる! LAVIE」を強化。Android版のアプリを新たに提供し、LAVIE TabシリーズをWi-Fi経由でセカンドモニターとして利用できるようになる。単純に映像を表示するだけでなく、液晶ペンタブレットのようにペンで書き込むこともでき、Web会議やオンライン授業などにも活用できる。また、タブレットとPC間でのファイルやURLの転送もサポートする。

 そのほか、PCのトラブル発生時に関連しそうな部分をまとめてチェックし、設定画面の自動表示などでユーザーをサポートする「LAVIEサポート~スマート解決エンジン」なども備える。

LAVIE NEXTREME Carbon

LAVIE NEXTREME Carbon

 LAVIE NEXTREME Carbonは、4辺狭額縁デザインの14型軽量モバイルノート。2月16日に発売し、店頭販売モデルでは、上位の「XC950/FAG」、中位の「XC750/FA」シリーズ、下位の「XC550/FA」シリーズの3種類を用意する。実売予想価格は順に29万6,780円前後、27万4,780円前後、25万8,280円前後の見込み。

 従来モデルから筐体デザインはそのままに、CPUを第12世代Core U、メモリをLPDDR5へ強化し、Wi-Fi 6Eにも対応した。加えて、ヤマハ製AudioEngineによるミーティング機能を強化し、より強力にノイズを抑える「ビームフォーミング」も利用可能になった。

 そのほか、150kgfの面耐圧、76cmからの落下、MIL-STD 810H準拠の試験クリアした、カーボン素材採用の堅牢な筐体、静音設計のキーボード、紛失防止機能のMAMORIO PC、背後からの覗き見を検知するLAVIEプライバシーアラートなどについては、従来モデルから引き続き採用している。

キーボード部
左側面
右側面

 主な仕様は上位および中位モデルの場合、Core i7-1255U、16GB LPDDR5メモリ、512GB PCIe SSD、Windows 11 Homeを搭載。

 下位モデルの場合、Core i5-1235U、16GB LPDDR5メモリ、512GB PCIe SSD、Windows 11 Homeなどを搭載する。

 インターフェイスはほぼ共通で、Thunderbolt 4×2、USB 3.1、Wi-Fi 6E、HDMI、microSDカードスロット、顔認証対応Webカメラ、音声入出力などを装備。上位モデルではLTEモデムも内蔵する。

 本体カラーは上位モデルがペールゴールド、中位および下位モデルがペールゴールドとメテオグレー。重量は上位から順に約935g、約887g、約879gで、バッテリ駆動時間はともに約24時間となる。

 そのほか直販モデルでは、最大32GBメモリや最大2TB SSD、5Gモデル、指紋認証センサー、Windows 11 Proなどが選択できる。

LAVIE N13

LAVIE N13

 LAVIE N13は、重量約1kgの13.3型軽量モバイルノート。1月26日に発売し、店頭販売モデルでは、上位の「N1375/FA」シリーズ、中位の「N1355/FA」シリーズ、中位の「N1335/FA」シリーズの3種類を用意する。実売予想価格は順に23万780円前後、20万8,780円前後、19万2,280円前後の見込み。

 こちらも従来モデルからCPUを第12世代Core Uへと強化。加えて、Wi-Fi 6EやヤマハAudioEngineのミーティング機能におけるビームフォーミングにも対応した。そのほか、MIL-STD 810H準拠の試験などをクリアした堅牢筐体、開くとキーボード奥が持ち上がるリフトアップヒンジ構造などは引き続き採用している。

LAVIE N13
キーボード部
左側面
右側面

 主な仕様は上位モデルの場合、Core i7-1255U、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、Windows 11 Homeなどを搭載。

 中位モデルの場合、Core i5-1235U、8GBメモリ、512GB PCIe SSD、Windows 11 Homeなどを搭載。

 下位モデルの場合、Core i3-1215U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、Windows 11 Homeなどを搭載する。

 インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.1 Type-C、USB 3.1×2、Wi-Fi 6E、HDMI、Webカメラ、音声入出力などを装備。上位および中位モデルでは、顔認証にも対応する。

 本体カラーはともにネイビーブルーとメタリックライトブルー。重量およびバッテリ駆動時間は、上位と中位モデルが約1,035g/約18時間、下位モデルが約984g/約12時間。

 そのほか直販モデルでは、最大32GBメモリや最大2TB SSD、指紋認証センサー、Windows 11 Pro、本体色のパールブラックなどが選択できる。

LAVIE N15

LAVIE N15

 LAVIE N15は、第12世代Core UまたはRyzen 7を搭載できる15.6型ノート。既存の同名機種にモデルが追加されるかたちとなる。

 Core i7-1255U搭載の「N1570/F」シリーズ、Ryzen 7 7730U搭載の「N1565/F」シリーズ、Core i3-1215U搭載の「N1535/F」シリーズを用意。発売時期および実売予想価格は順に、3月2日/19万7,780円前後、3月9日/18万1,280円前後、3月2日/16万4,780円前後の見込み。

 新たにWi-Fi 6Eに対応したほか、指紋認証センサー一体型の電源スイッチや静音/高精度タッチパッドを搭載。ヤマハ製AudioEngineも装備し、モダンスタンバイにも対応している。

LAVIE N15
キーボード部
左側面
右側面

 主な仕様はN1570/Fシリーズの場合、Core i7-1255U、16GBメモリ、256GB PCIe SSD、DVDドライブ、Windows 11 Homeなどを搭載。

 N1565/Fシリーズの場合、Ryzen 7 7730U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、DVDドライブ、Windows 11 Homeなどを搭載。

 N1535/Fシリーズの場合、Core i3-1215U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、DVDドライブ、Windows 11 Homeなどを搭載する。

 インターフェイスはほぼ共通で、USB Type-C、USB×2、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6Eにも、HDMI、Webカメラ、音声入出力などを備える。

 本体カラーはN1570/FシリーズとN1565/Fシリーズがパールホワイト、ネイビーブルー、カームレッドの3色、N1535/Fシリーズがパールホワイト、ネイビーブルーの2色となる。

 そのほか直販モデルでは、Core i5-1235UやCeleron 7305、Ryzen 5 7530UやRyzen 3 7330Uのほか、最大32GBメモリ、2TB SSDおよびHDD、Blu-rayドライブなどが選択できる。