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文字から3Dモデルを生成するAI「Point-E」

 非営利団体OpenAIの研究者らは、テキストから3Dモデルを生成するAI「Point-E」を開発し、GitHubでそのソースコードを公開した。

 Point-Eで生成される3Dモデル、ポリゴンによって面が構成されるモデルではなく、RGBで染色された複数の点が雲のように集まった集合体による3Dモデルだ。

 テキストはまずGLIDEと呼ばれるモデルによってビューが合成され、そのあと条件付された粗い点の集まり(1,024ポイント)を生成。最後に、4,096ポイントからなる点の集まりが生成される。

 3Dモデルの生成は、物体の3次元的な構造を理解していないと行なえないため、2Dの生成より難易度がはるかに高い。そのため論文の中で失敗例も多く挙げている。研究者らは「Point-Eはテキストから3Dを合成する技術の出発点になるだろう」としている。