Adobe、音声データの音質をAIが“プロスタジオ並み”に改善するWebサービス

Adobe Podcast

　Adobeは、AIを活用した音声収録/編集用Webサービス「Adobe Podcast」を公開した。同社が2021年12月に「Project Shasta」として発表したものが名称変更されたかたち。現在、招待制のベータ版として提供している。

　このうち、収録済み音声データの音質をAIが改善する「Enhance speech」機能と、マイクのテストとセットアップをAIが支援する「Mic Check」機能については、招待を受けていなくてもAdobe IDがあれば利用できる。

Enhance speech

　Enhanced speechは、ユーザーがmp3ファイルまたはwavファイルをアップロードすると、AIが音声データを解析し、ノイズやエコーを除去して話し声を聞きやすくしてくれる機能。同社では、プロのスタジオで収録したかのような音声を提供できるとしている。

Mic Check

　Mic Checkは、マイクに入力された音声をAIが分析し、ユーザーが調整すべき点を視覚的に教えてくれる機能。マイクへの距離、ゲイン、背景ノイズ、エコーの4項目について、グラフを見ながら調整できる。

　そのほかAdobe Podcastでは、文字起こしされたテキストから音声を編集できる機能や、リモート収録機能、編集をしやすくするテンプレート機能などを提供する。