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webOS搭載でNetflixなどが単体で観られるLGの32型4Kスマートモニターが発売

32SQ730S-W

 LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、webOSを搭載しさまざまなビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスが単体で視聴できる31.5型4Kスマートモニター「32SQ730S-W」(スタンドタイプ)、「32SQ780S-W」(アームタイプ)を22日より応援購入サービスMakuakeにて先行発売した。価格はそれぞれ5万9,500円、6万8,000円から(超早割)。

 同社としては初めてwebOS 22を採用したモニター。これまではTV製品に搭載されてきたが、TVチューナを省いたモニターとしては初。webOSの搭載により、付属のリモコンによる操作で、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、Apple TV、U-NEXT、HuluといったVODサービスを単体で視聴可能。また、Webブラウザを利用したWebブラウジングや、アプリストアからインストールしたアプリの利用が可能。

 また、Bluetooth機能も内蔵しており、キーボードやマウスを接続してPCのように操作することもできる。スマートフォンの「ThinQ」アプリを利用した操作も可能。さらに、別売りの「マジックリモコン」(実売約4,980円前後)を利用し、音声認識による検索や、ジャイロによるマウスカーソル操作が可能となっている。

32SQ780S-W
32SQ730S-Wの特徴
32SQ780S-Wの特徴
単体でVODサービスが利用できる
webOSのため、Webブラウザ(Chromeベース)を内蔵し、単体でもWebブラウジングが可能。なお、Webブラウザのときのみ、ディスプレイ入力をピクチャー・イン・ピクチャーで表示できる
Bluetoothキーボード/マウスを接続し、単体で操作可能

 同社によると、現在市場にある32型前後の“TV”は95%が1,366×768ドットの解像度であり、残り5%が1,920×1,080ドット(フルHD)。また、光沢処理されたものがほとんどで、入力もHDMIのみとなっており、PCでの作業には向かない。一方、一般的なPC用モニターはそれ単体では動画視聴ができない。本製品は4K、非光沢、USB Type-C付き、そして単体でも動作可能と、それぞれの不足を補う形となっており、1台で仕事からエンターテインメントまで賄えるという。

 コロナ禍により在宅時間が増え、仕事も娯楽も自宅でというニーズが高まる中、こうした「2in1」製品がより消費者のニーズにマッチするだろうという同社の思いから本製品が生まれたとしている。

モニターとTVの特徴を持ち合わせた
解像度は3,840×2,160ドット。市場の大半の32型TVは1,366×768ドット表示で高くてもフルHDで4Kはないという
TVにも搭載されたα5 Gen5 AI Processor 4Kの採用により5.1chバーチャルサウンドに対応といった特徴を持つ

 ディスプレイとしての主な仕様は共通で、パネルはVA、解像度は3,840×2,160ドット、表示色数が約10.7億色、色域がDCI-P3 90%、中間色応答速度は5ms、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が3,000:1、視野角は上下/左右ともに178度。

 インターフェイスはHDMI×2、USB Type-C(65W給電対応)、USB 2.0×2、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernetなどを搭載。5W×2のステレオスピーカーも内蔵する。

 本体サイズおよび重量は、32SQ730S-Wが714×260×487~597mm/9.1kg、32SQ780S-Wが714×408×517~647mm/11.1kg。調整機能は前者が110mmの昇降、-5~20度のチルト、後者が130mmの昇降、-5~20度のチルト、左右280度のスイベル、左90度のピボット。

32SQ780S-Wはピボット対応
32SQ780S-Wは色を揃えたアームがあらかじめ同梱されている