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iOS/iPadOS 16.2を公開。共同作業に便利な「フリーボード」やカラオケ実装

 Appleは、iOS 16.2およびiPadOS 16.2を配信開始した。前者はiPhone 8以降、後者は第5世代iPad/iPad mini、第3世代iPad Air、iPad Pro全モデルが対象。

 iOS 16.2では、友人や同僚との共同クリエイティブ作業に最適なアプリ「フリーボード」を導入。自由自在なキャンパスにファイルや画像、付箋を追加し、描画ツールでキャンパス上で任意に描画できる。

 また、「Apple Music Sing」も実装し、ボーカルの音量を調節し、一緒に歌ったり、カラオケのように自身の声で歌うこともできる。

 ロック画面機能では、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」において常に画面オンが有効になっている場合に、壁紙や通知を非表示にする新しい設定が加わったほか、睡眠ウィジェットにおける睡眠データの確認機能や、リマインダー表示によるスケジュールへの素早いアクセス機能を搭載した。

 このほか、Game CenterのマルチプレイヤーゲームのSharePlayへの対応、アクティビティウィジェットでホーム画面から直接友人がプレイしているゲームや達成状況が確認可能になる機能の追加、スマートホームアクセサリとデバイス通信の信頼性の向上など、メッセージ検索の改善、一部メモがiCloudと同期できなくなる問題の修正など、機能改善やバグ修正が含まれている。

 一方でセキュリティ修正も含まれており、センシティブな情報が閲覧できてしまう脆弱性、GPUドライバを通してアプリがカーネルメモリを開示できてしまう問題、グラフィックスドライバを通しアプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性がある脆弱性など、修正が多数なされている。