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ひぐち復活でSaishunkan Sol 熊本が全勝の快進撃! ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第10節 Day1レポート
2022年11月14日 09:17
いよいよ終わりが見えてきた「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022(以下SFL 2022)」。本日第10節 Day1の1試合目はコミュファDetonatioN VS Good 8 Squad、2試合目が広島 TEAM iXA VS Saishunkan Sol 熊本。実況はアール氏、解説はハメコ。氏。
本日は試合開始前に、運営チームから報告があった。前回の第9節 Day2、忍ism GamingももちコーディーとSaishunkan Sol 熊本Shutoユリアンの大将戦において、試合終了後にラグの申告があったとのこと。運営チームとしては、試合決着後の申告だったため、今回については試合結果は変わらずとし、両選手にも納得してもらったという。
これまでも、機材の再起動などの対応を行なっていたが、今後のさらなる対応として、バトルラウンジの機材を追加し、試合中にこうしたラグの申告があった場合には、必要に応じて機材の切り替えを行なっていくとしている。これら対応に伴い、これまで以上にインターバルなどで視聴者をお待たせしてしまう場面が発生する可能性も増えるが、選手たちに最善の状況で試合を実施してもらう措置として、ご容赦頂ければ幸いとのこと。
オンライン大会である以上、ネットワーク遅延や機材トラブルに起因するラグが発生してしまう可能性を0にすることは不可能だ。一方でラグ発生が選手に与える影響はかなり大きく、これ1つで勝敗が左右されるのも珍しいことではない。
運営側が大会開催中ながらこうした形で発生した事象をオープンに報告し、今後に向けて改善の対応を迅速に行なっている点については評価したい。
ということで早速第10節 Day1の様子をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。また、本文中の選手名については敬称を略している。
ガチくんがGの呪縛から解放? どぐらベガの大将戦勝利などでGood 8 Squad勝利
1試合目はホームがコミュファDetonatioNで出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、うりょ。対するアウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、ぷげら、カワノ、どぐら。
アウェイとなるGood 8 Squadの事前オーダーは先鋒がガチくんのラシード、中堅がカワノのコーリン、大将はどぐらのベガ、待機選手はぷげら。このオーダーを受けてホーム側、コミュファDetonatioNの先鋒は板橋ザンギエフのGが立ちはだかる。
先鋒戦の意気込みを聞かれたガチくんは「来ましたね。前回苦汁をなめさせられて、かつジョニィさんにはGで負けて、僕ちょっと個人的にGに2回負けとんで。昨日ちょっとね、前回の試合の振り返りを見よったんすけど、相当ザンギさんがニコニコしながらやりよったんで、それがかなりムカついたんで、今日勝ちたいと思います」とガチくんが饒舌に意気込みを語った。
これを受けた板橋ザンギエフは「あ~、そんな感じ? それぐらいの感じですね、わかりました。また口の中を苦みで満たしてあげたいなと思います」と余裕の返しを見せた。
板橋ザンギエフGとガチくんラシードの先鋒戦。板橋ザンギエフGはVトリガーI/VスキルI、ガチくんラシードはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドは板ザンGの猛攻が決まり先制、2ラウンドはガチくんラシードが取り返す攻め合いが展開。3ラウンドは板ザンGが攻め切って1本先取。2戦目1ラウンドも板橋ザンギエフGの猛攻が展開するが、ここでガチくんラシードが反撃をうまく決めてゲージ温存のまま先制に成功。2ラウンドもガチくんラシードが画面端に板ザンGを追い詰めての猛攻で連勝で1本を取り返した。
最終3戦目、1ラウンドは板ザンGのトリガー発動からの猛攻に対して、ガチくんラシードがうまく立ち回りここを先制。2ラウンドも板ザンGのトリガー発動からの猛攻にガチくんラシードがうまく対応、ギリギリの接戦となったが、ここを抑えて連勝でガチくんラシードが2本先取。先鋒戦をガチくんラシードが勝利した。
ガチくんラシードの先鋒戦勝利により、Good 8 Squadが10ポイントを先制した。
続く中堅戦はカワノのコーリンに対して、竹内ジョンのコーディーが挑む。意気込みを聞くと、カワノは「いや、結構きついと思うんですけど頑張ります。応援よろしくお願いします」とシンプルなコメント。対する竹内ジョンは「俺もあの、まぁ立川でコソ連してた仲なんで、手の内は多分お互い分かってると思うんで、バチバチな試合になると思うんすけど、何が来ても負けないつもりで頑張ります」とした。
竹内ジョンコーディーとカワノコーリンの中堅戦。竹内ジョンコーディーはVトリガーI/VスキルII、ガチくんラシードはVトリガーII/VスキルI
1戦目1ラウンドは時間をじっくり使った攻めを見せた竹内ジョンコーディーが体力差をギリギリで保持しつつ、タイムオーバーまで逃げ切って先制。2ラウンドはカワノコーリンの連携がキッチリ決まって画面端に追い込み、攻め切って取り返す。3ラウンドはカワノコーリン優勢で試合が展開するも、竹内ジョンコーディーのEXゾンクナックルなどで体力が削られ、そのまま竹内ジョンコーディーが攻め切って勝利し、1本を先取した。
2戦目1ラウンドは竹内ジョンコーディーの猛攻が止まらない。勢いで攻め切って先制。2ラウンドはカワノコーリンの立ち回りに対して竹内ジョンコーディーの反撃が強力でそのまま画面端に追い詰められるもタイムギリギリのところでカワノコーリンが決めてここを取り返す。3ラウンドは両者互角の立ち回りから慎重に展開していたが、ここで竹内ジョンコーディーのEXゾンクナックルからの連携が見事にきまり、そのまま攻め切って勝利。2連勝で中堅戦を竹内ジョンコーディーが制した。
竹内ジョンコーディーの勝利により、コミュファDetonatioNが10ポイントを取り返す形となった。
大将戦はどぐらのベガに対してうりょのローズが挑む。意気込みについて聞かれたどぐらは「多分うりょくんと最後に大会で当たったのは10年ぐらい前のスパIV AEの時かな? 何の大会か忘れたけど、確かそこで決勝で当たって負けてるんすよね。まぁそん時ぶりの10年越しぐらいのリベンジをここでしたいなと思います。頑張ります」とした。
対するうりょは「どぐらくんはね、同じ大阪で今、めっちゃ頑張ってて、かなり尊敬できるプレイヤーですけど、まぁちょっと勝負では関係ないんで、ローズの強さ出して、めちゃくちゃにしてやりたいと思います」と返した。
うりょローズとどぐらベガの大将戦。うりょローズはVトリガーII/VスキルII、どぐらベガはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドはどぐらベガが早々に攻め込んで先制。2ラウンドはうりょローズが連携などで一気に攻め切ってここを取り返す。3ラウンドは画面端に追い詰めたどぐらベガがそのまま攻め切って1本を先取した。2戦目1ラウンドはうりょローズがうまく押し切って先制。2ラウンドは五分の攻め合いからうりょローズが攻め切って連勝で1本を取り返す展開となった。
3戦目1ラウンドはどぐらベガの猛攻で先制。2ラウンドもうりょローズの攻めにきっちり対応したどぐらベガが決めて連勝で2本目を先取した。4戦目1ラウンドはうりょローズが連携で先制。2ラウンドもうりょローズがキッチリ決めて連勝で2本を取り返す、互角の戦いが展開する。
最終5戦目、1ラウンドはうりょローズが序盤から一気に攻め切っての先制。2ラウンドはどぐらベガの猛攻で攻め切ろうとするも、うりょローズがうまく立ち回り、五分の展開、そこをどぐらベガが押し切って取り返す。フルカウントとなった3ラウンドは一進一退の攻防から、画面端でのどぐらベガの猛攻が一気に決まり、攻め切ってどぐらベガが勝利。
大将戦のどぐらベガの勝利により、アウェイのGood 8 Squadが30-10で勝利した。
試合終了後はGood 8 Squadへのインタビューが行なわれた。先ずは先鋒戦に勝利し、ついに板橋ザンギエフのGの呪縛から解放されたガチくんは「いや、もうザンギさんはすごい意識かなりしとって、特にヤナイくん(@yanai_0213)とか、ケンシローくん(@kenshiro_tsh)とか、すごいG戦ずっと付き合ってもらっとったんすけど、前半節でも 負けて、ジョニィにも負けてで、 結果で恩返しすることができんかったんですけど、すごい大事な後半節のここでザンギさんに勝てたんで、本当にありがとうございますって感じで、今日はいい汁を吸えました」とコメント。
続けて「あとね、初めて僕、脱衣コスで勝てたんでよかったです。あのラシードのコスなんすけど、僕しか使えんコスがあって、指輪とピアスがあるコスチュームで、そういうのね、見せれたんでよかったです」とした。
中堅戦で惜しくも負けてしまったカワノは「いや、もう2連敗ですよ、しんどいですね。やはりこのリーグ、レベルがちょっと高すぎますね。ぶっちゃけ」とぶっちゃける。チームとしては勝てているという件について指摘されると「ほんとね、チームメイトの頼もしさがやっばいですね、もう頼もしすぎて。負けて反省せなあかんとは分かってるんすけど、でもなんかチーム強いし、なんかもう俺の分も、もっとできれば……お願いします! と思いながら、ちょっと個人的にも、もうちょい練習頑張っていこうかなと思います」とした。ガチくんか誰かが「はい、頑張ってよ」と声をかけていたのも面白い。
本日待機のぷげらは「えーっと、そうですね。もう今、疲労感がすごくて……今年3度目のリザーブなんですけど、去年は1回だけで……あの確信しました! 私ここにいる方が緊張します!」と待機の方が緊張する発言を見せる。「やっぱり試合に出ていればプレイに集中できちゃうから。ここでチームメイトの試合を見てる方が1番……あの、なんだろう、親の気分じゃないですけど、みたいな感じになって緊張するんですけど、やっぱその中で、結構悪い状況からでも勝ってくれるチームメイトが頼もしすぎて、本当にありがとうございますって感じで、残りの節全部出れるぐらいの勢いで頑張っていきたいなと思いますよね」とした。よね?
大将戦で勝利したどぐらは「以前大将戦かなぁ~、あ、延長戦かな? 勝った時に必要な分を見せたと私は言いました。もう必要な分とかじゃなくて、もう今日は搾りかすも出まへん……出し尽くしました!」とした。
「やっぱりうりょくん……まぁローズっていうキャラなんですけど、すごい前に出て、結構やっぱバチバチの殴り合いみたいな感じになって、結構最後のラウンドきついなって感じになったんすけど、あのマジで僕がセット取った時とか、ラウンド取った時、あのちらっと右のディスプレイで応援してくれてるチームメイトの顔が映るんすよ。で、そん時にもうセット取った時、全員もうなんか3歳児か? っていうぐらい喜んで。特にカワノの喜び方がやばくて、こいつら喜ばせたいから頑張ろうって思いで、マジで頑張りました」とエモい発言が飛び出した。
名指しで言われたカワノはここで一言「あのどぐらさんの試合は見ていて1番ハラハラします」。ぷげらからも「アトラクションの瞬間がある」などと言いたい放題。
ここでアール氏から後半節になってきてかなりの緊張感の中でいいプレイができているのではとの問いに、どぐらは「今日は多分1番ぐらい来ましたね、もうかなりキリキリしました。でもギリギリ勝ててるんで、今日はよしということで、あの今後も頑張っていきます。あの、コメントも、もう出汁も出ません」として、インタビューを締めくくった。
ひぐちガイルが後半節で初勝利! Saishunkan Sol 熊本がいよいよトップを取りに行く!
2試合目はホームが広島 TEAM iXAで、出場メンバーはストーム久保、ガンファイト、稲葉、クラッシャー。対するアウェイはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、ひぐち、Shuto、YHC-餅。
アウェイとなるSaishunkan Sol 熊本の事前オーダーは先鋒がネモのユリアン、中堅がShutoのユリアン、大将はひぐちのガイル、待機選手はYHC-餅となった。このオーダーを受け、ホーム側、広島 TEAM iXAからは先鋒として、ガンファイトのオロが登場する。
先鋒戦の意気込みを聞かれたネモは「いやぁ~、やられちゃいましたねぇ~、久保(ストーム久保)が来ると思ってぇ~、久保のキャラクターしかやってないっすよ! でも~ガンファイトさんには勝ちたいなと思います」とやたらとひょうきんな口調でコメント。
対するガンファイトはここで突如、流暢なフランス語を使ってコメントを返す。ボンジュールとメルシーしか分からないアール氏とハメコ。氏は最後のメルシーにのみ、自身もメルシーと返すも「わっかんねー!」と爆笑していた。
なお、ガンファイトのコメントについては「今夜は40ポイントを取りに来たので、よく準備したが、今夜は勝つだろう、ありがとう」と言っていたようだ。こちらはGoogleの音声入力を使用した機械翻訳のため、どこまで正確かは不明だが参考までに。
ガンファイトオロとネモユリアンの先鋒戦。ガンファイトオロはVトリガーII/VスキルI、ネモユリアンはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドはネモユリアン有利の展開から、画面端での猛攻でガンファイトオロのVトリガー「天狗石」発動からの連携で攻めるも、Vリバーサル「アンガースナップフィスト」を使ってここをうまくしのいだネモユリアンが先制。2ラウンドもネモユリアンが体力をほとんど減らすことなく一気に攻め切って連勝で1本を先取。
インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドはガンファイトオロの攻めからVトリガー「天狗石」発動、ここでもVリバーサルを使っての攻めで回避、そのまま逃げ切り、トリガーが切れてから攻めて先制。2ラウンドもネモユリアンが一気に決めて連勝で2本連取。先鋒戦をネモユリアンが勝利した。
ネモユリアンの勝利により、アウェイのSaishunkan Sol 熊本がが10ポイントを先制した。
続く中堅戦はShutoのユリアンに対して、クラッシャーのバーディーが登場。意気込みを聞かれたShutoは「クラッシャーさんとは、もう本当に昔からすごい仲良くて、 よくしてもらってる先輩なんで、その人とここで当たれるっていうのは結構なんか嬉しいなってのもあって。その一方で、俺やっぱクラッシャーさんの強さを本当にすごい、誰よりも認識してるんで、ちゃんと警戒してきたんで、しっかり正面から地上戦で圧倒したいと思います」とコメント。直後にひぐちが後ろから「いいコメントありがとう」と声を掛ける微笑ましい展開も見られた。
対するはクラッシャーも「Shutoくん、本当に最近の大会ですごい勝ってて、めちゃめちゃ今ノリに乗ってると思うんすけど、そこを止めれば 大将戦で流れがいい感じになると思うので、ここを勝って繋げたいと思います」とした。
クラッシャーバーディーとShutoユリアンの中堅戦。クラッシャーバーディーはVトリガーI/VスキルII、ShutoユリアンはVトリガーI/VスキルII。
1戦目はShutoユリアンが画面端にクラッシャーバーディーを追い詰める猛攻で連勝して1本先取。2戦目1ラウンドは体力も時間もギリギリの攻防の中、Shutoユリアンが放つメタリックスフィアに対してクラッシャーバーディーがハンギングチェーンを放ち、これで決めて先制。勢いに乗ったクラッシャーバーディーは次をパーフェクトで決めて1本を取り返す展開に。
最終3戦目1ラウンドは画面端に追い詰められたShutoユリアンがヒット発動からのVトリガー「エイジスリフレクター」を絡めた連携で攻め切って逆転、そのまま画面端にクラッシャーバーディーを追い詰めての猛攻で先制。2ラウンドは体力も時間もギリギリの攻防が展開、そのままタイムオーバーとなる。体力ゲージは画面上ではぱっと見どちらが有利か分かりにくいギリギリの差だったが、ここをShutoユリアンが勝利して、中堅戦をShutoユリアンが制した。
中堅戦のShutoユリアン勝利により、アウェイのSaishunkan Sol 熊本が累計20ポイント獲得となった。
大将戦はひぐちのガイルに対して稲葉のベガが登場。意気込みについて聞かれたひぐちは「あのすごい練習はしてきたんで、頑張って勝ちたいなっていうのと、お2人がね、こうやっていい感じにポイント取ってくれたんで、最後きっちりポイント取って40点で終わろうかなと思います。頑張ります」とした。これに横からShutoの「お、いいね!」と声が掛かる。
これにアール氏は「我々よりも先に合いの手が入るというね」とコメント。ハメコ。氏も「Saishunkan Sol 熊本はね、そういう感じなんですよ。若手2人がね、こうやって盛り上げていくんですよね。そういう感じいいっすね」と若手たちのスタイルに共感するコメントを残した。
これに対する稲葉は「ダルシム対策の時に餅さんに付き合ってもらってたんですけど、今回はひぐちさんがくるということで、ちょっと“神”に対策の方を付き合ってもらってたんで、頑張りたいと思います」とした。
稲葉ベガとひぐちガイルの大将戦。稲葉ベガはVトリガーII/VスキルI、ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルII。
1戦目はひぐちガイル攻めの組み立てがうまく決まり連勝で1本を先制。
2戦目1ラウンドは稲葉ベガのVスキル、サイコリジェクトでガイルのソニックブームをうまく吸収、サイコバニッシュメントで返すなどの立ち回りでひぐちガイルを攻め切って先制。2ラウンドは体力も時間もギリギリの展開の中、タイムオーバーギリギリの攻防でひぐちガイルの攻めが決まってここを取り返す。3ラウンドは序盤ひぐちガイル有利で展開するも、稲葉ベガのサイコチャージなどを活かした猛攻で攻め切って勝利。稲葉ベガが1本を取り返す流れとなった。
インターバルを挟んでの3戦目1ラウンドも稲葉ベガのサイコリジェクトに苦しめられるひぐちガイルだが、中央での立ち回りで徐々に画面端に追い詰めていく。そのまま画面端の猛攻からクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」をリーサルで決めて先制。2ラウンドはひぐちガイルの立ち回りが見事ながら、稲葉ベガの猛追がきまり、ここを取り返す。3ラウンドは稲葉ベガに追い詰められながらも、その動きを読み切ったひぐちガイルがリバスピことリバーススピンキックやサマーソルトキックなどの連携で逆転勝利し、2本目先取となった。
4戦目1ラウンドはひぐちガイルの猛攻を稲葉ベガが抑えきれずに先制。2ラウンドも稲葉ベガ相手に画面端に追い込まれながらもそれを返す流れでひぐちガイルが反撃。リバスピのタイミングが絶妙で、要所で読み勝ちして、攻め切ったひぐちガイルが連勝で勝利して3本先取。大将戦をひぐちガイルが大将戦を勝利した。
ひぐちは後半節連敗が続いていたので、これが後半節では初勝利となる。大将戦のひぐちガイルの勝利により、アウェイのSaishunkan Sol 熊本が全勝で40ポイント獲得となった。
試合終了後はSaishunkan Sol 熊本へのインタビューが行なわれた。先ずは先鋒戦で勝利したリーダーのネモに、40ポイント取っちゃいましたねと訊ねると「そうですね、ま、ここでの40点っていうのはすごく嬉しいですよね。やっぱり上位に追いつけるような状態にはなってきているので、チーム的にもやっぱりどんどんどんどん次節勝ちたいよねっていう欲が出てきて、みんなで練習するようにもなってきてるので、チーム的にはもうめちゃめちゃいい状態です」とチームの状態が良好である点を語った。
先鋒戦オロ戦について聞かれると「そうですね、まあ、オロ戦は元々使ってたこともあったので、すごく自信がありました。なので、結構その対策的には困らなかったなっていう印象です」とした。
中堅戦を勝利したShutoは「うち強っ! 強いっすね! いや、強いと思いました」と率直なコメント。ここでアール氏が熊本に集合した時から強いっすよねと返すと「あ、確かに。あそこから負けてないのか。またいいすかね。残りの間にちょっと行きたいけども」と新たなジンクスに期待を寄せていると、ネモから「キャラバンがあるから」とフォローが入る場面も見られた。
続けて「自分が勝ったのも嬉しいんすけど。あのひぐちがめちゃくちゃ強くて、なんかよくやったなって思ったら、めちゃくちゃ反省してて、こうすればよかったって。だからどこまで強くなるんだろうっていう心強さもありますね。ネモさんも勢いすごかったですし、これから多分もっと変わっていくと思います。あざした!」と自身だけでなくチームメイトたちを上げるコメントで締めくくった。
本日待機のYHC-餅は「個人的な話だと、自分としてiXA(広島 TEAM iXA)のメンバーって結構苦手なんでちょっとやりたくないなっていう相手が結構いるっていう状態なんで出なかったんですけど。しかしこれはチーム戦ということで頼もしいチームメイトがしっかり勝ってくれて、これはもうすごく感謝ということで、チームも連勝してきてるんで、みんなの力で今後もずっと連勝続けられたらなと思いますので頑張ります! 頑張っていこう」とコメントした。
大将戦で勝利したひぐちは「第7節の時(延長戦)から負けちゃってて、3回ぐらい負けててそろそろ勝ちたいなっていう気持ちがあって、今回、相手がベガ来るんじゃないかってことでちょっと悪魔にお願いして、悪魔に魂をう売ったおかげで勝てたのかなと」と悪魔的な勝ち方をするベガ使いのプロプレーヤーとトレーニングしてきた事を語った。これにShutoも横から「いいこと言うね」とフォローが入る。
そんなShutoの言葉に照れを見せつつ、続けて「そうですね、これからも頑張っていきたいと思います」としてインタビューを締めくくった。
2~4位争いが大激戦! プレイオフをかけた5位争いもハードな展開が続く
以上、簡単ではあるが、第10節 Day1の2試合の様子をお伝えした。暫定ながらも2位の忍ism Gaming、3位の名古屋OJA BODY STAR Mildom、4位Saishunkan Sol 熊本がポイント数230で並ぶ事態となった。そして5位の魚群が215ポイント、6位のv6プラス FAV gamingが185ポイントでその差は30ポイント。
このうち忍ism Gaming、名古屋OJA BODY STAR Mildom、魚群、v6プラス FAV gamingの4チームは次回Day2で試合を行なうため、さらに大きく順位が変動するのは想像に難くない。
組み合わせから考えて、最も混沌な展開になるのは、魚群とv6プラス FAV gamingが全勝することだ。こうなると魚群が一気に2位に浮上、忍ism Gaming、名古屋OJA BODY STAR Mildom、Saishunkan Sol 熊本が同ポイントで3位~5位に並び、6位のv6プラス FAV gamingが215ポイントで追いかける展開となるため、激戦がさらに激化する。
次回、第10節 Day2は11月15日20時からの開始。次回カードは1試合目がホームのv6プラス FAV gaming vs アウェイの名古屋OJA BODY STAR Mildom、2試合目はホームの魚群 vs アウェイの忍ism Gamingの2戦が行なわれる。