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「鳥は自由になった」イーロン・マスク氏がTwitterを買収

 イーロン・マスク(Elon Musk)氏は27日、Twitterの買収を完了したことを自身のTwitterアカウントで報告した。シンク(流し台)を抱えてTwitter本部のビルに入り、「let that sink in!」(しばらく考える)と洒落を効かせた投稿のあと、本部内で談合をし、28日に「the bird is freed」という投稿をした。

 米メディアCNBCのデビット・フェイバー氏によれば、CEOであるParag Agrawal氏と財務責任者のNed Segal氏は本社を離れたという。

 マスク氏は2022年4月5日にTwitterの取締役に任命されたのだが、11日に急遽取りやめが決定。そして15日に急遽マスク氏からはTwitterを買収するという提案が発表され、25日にも約440億ドルで買収することを発表した。

 ところが7月になってからマスク氏は、Twitterにおけるフェイクやスパムアカウントの割合や収益につながるアクティブユーザー数についての情報提供をTwitterに求めたが、同社の提供が不十分だったことが撤回の理由とし、Twitterの買収の撤回を発表。

 Twitterこれに対抗してマスク氏を提訴し、10月28日に裁判を予定していたが、裁判が行なわれる直前にマスク氏が買収を決めたようだ。

 当初の予定通りなら、マスク氏がTwitterの買収を完了すると、Twitterは株式非公開企業となる。同氏は以前、言論の自由を実現するためにTwitterを買収すると訴えていたが、今後の動向が注目される。