ニュース

EU理事会、USB Type-C充電義務化を最終承認。スマホやカメラ、イヤフォンなど対象

 欧州連合(EU)理事会は24日(現地時間)、スマートフォンなどの電子機器におけるUSB Type-Cポートの搭載義務化に関して、最終承認したと発表した。充電ポートの統一については、4日に欧州議会にて法案が可決されていた。

 今回の承認を受け、議会議長および理事会議長が署名を行なったのち、官報へ掲載され、その20日後より発効する。規則の適用は発効から24カ月後。

 電子機器側の充電ポートをUSB Type-Cへと一本化することで、1つの充電器をさまざまな機器で使えるようになり、急速充電技術の統一によるユーザー側の利便性向上が図れるとしている。また、デバイス購入時に充電器の有無が選べることも求めており、不要な充電器を購入しないことによる消費者の金銭的な節約や廃棄物の削減も見込む。

 USB Type-Cの搭載が必要となる電子機器は、携帯電話、タブレット、電子書籍デバイス、デジタルカメラ、ビデオゲーム機、ヘッドフォン/イヤフォン、マウス、キーボードなど。また、発効から40カ月後(2026年頃)にはすべてのノートPCも対象となる予定。