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音声自動文字起こしや線をキレイに補正する機能など「OneNote」が大幅刷新

書いた形や文字をキレイに変換する機能

 米Microsoftは、メモやアイデアを書き留めておくためのアプリ「OneNote」の大幅機能強化およびUIの刷新を行なうと発表した。

 まずはUIをはじめとした刷新だが、Windows 11のテーマに合わせて“現代化”され、ページリスト、セッションタブ、ノートブックのドロップダウンリストなどが一新。デスクトップ壁紙が半透過になるとともに、丸みを帯びたコーナーやアニメーションなどを一新した。

 また、Officeで一貫して特徴的なリボンUIだが、アイコンだけを表示するシンプルなものに切り替え可能で、画面スペースをより広く使えるようになる。

新しいUI
シンプルなリボンUIへの切り替え

 機能面では、「Ink to shape」と呼ばれる、ペンで描いた曖昧な線や読みにくい文字を、しっかりとした形にする機能を搭載。変換されたテキストのフォントサイズは、書き込んだサイズに考慮して変換する。また、「Surface Laptop Studio」および「Surface Pro 8」で「Surface Slim Pen 2」を使用すると、ペンを紙の上で書いているような感触を得られるとしている。

 これらのペン関連の機能はさらに今後数カ月かけて改善され、鉛筆、インクリプレイ、ペンフォーカスビューといった機能が実装される予定。

 また、音声による自動文字起こしと手書きを組み合わせた機能も近日中に実装される。これにより重要なものをペンでメモしながら、音声で注釈を付けたりメモを書き込んだりすることが容易になるとしている。

 なお、音声自動文字起こし機能は句読点の自動挿入に対応。さらに、AIによる音声コマンドも受け付けるとしており、入力したものを削除したり、入力を一時停止したりする際もキーボードなどで操作する必要はないとしている。

文字起こしと手書き入力は連携できる
音声自動文字起こしでは自動の句読点挿入も対応する

 このほか、PCのカメラから写真を挿入する機能とページの並べ替え機能の実装や、他人へのノート共有機能の改善も行なわれる。

 なお、発表時点で実装されているものはInk to shape、フォントサイズを考慮した手書きから文字への変換、ページの並べ替え、新しいノート共有体験。そのほかの機能についてはTwitterで順次通知するとしている。