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TerraMaster、Jasper Lake採用のNASキット。2.5GbE対応

F2-423

 TerraMasterは15日、Jasper Lake世代のプロセッサCeleron N5105もしくはN5095を搭載したNASキット「F2-423」(2ベイ)、「F4-423」(4ベイ)を発売した。Amazonでの価格はそれぞれ4万1,990円、6万6,990円。

 従来モデル「F2-422」、「F4-422」の後継で、プロセッサがApollo Lake世代からJasper Lakeへと進化したことで高速化し、電力効率も向上。また、AES-NIエンジンによるリアルタイム暗号化機能を備えたほか、専用の4Kマルチメディアデコーディングエンジンにより、NASからのビデオストリーミングを行なう際の信頼性と電力効率が向上するという。

 同社の測定によれば、前世代と比較して、ファイルおよび写真の検索速度が37%、データベースの応答速度が35%、WebページのPHP応答速度が40%向上したといい、最大で50%の性能向上を達成したとしている。

F4-423

 その一方で接続はGigabit Ethernet×2+10Gigabit Ethernetから、2.5Gigabit Ethernet×2へと変更となった。1ポートあたりの転送速度は2.5Gbpsどまりだが、リンクアグリゲーションにより5Gbpsも達成可能。Seagate IronWolf 18TB RAID 0環境による実測値では283MB/sを実現したとしている。

 ファイルサービスとしてはSMB、AFP、SFTP/FTP、iSCSI、NFS、WebDAVなどをサポート。Windows ADドメインとLDAPをサポートし、既存のビジネス環境への統合も容易としている。