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マウス、新宿ダイレクトショップを開店。記念セールも実施中

マウスコンピューター 新宿ダイレクトショップ

 株式会社マウスコンピューターは、直営店「新宿ダイレクトショップ」を3月30日にオープンした。住所は新宿区西新宿1-13-1 今佐ビル 1階。現在営業中のダイレクトショップとしては7店舗目で、JR新宿駅西口から徒歩3分の立地だ。

 建物の外にはマウスコンピューターのロゴを大きく表示したシンプルな店舗看板を掲示。入り口横のサイネージでセール情報などを案内している。店内は白をベースとした壁面に木目調の床で、ほかのダイレクトショップと同様の明るいイメージを踏襲。展示商品に関しては、一般向けPCを始め、ビジネス用途の「Mouse Pro」、ゲーミング用途の「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」などBTO PC現行ラインナップのほぼ全モデルについて展示販売を行なっている。

 また店内入り口横にはアルコールディスペンサーを設置しており、すべての来店者に検温と消毒をお願いしているという。

店内にはほぼすべてのBTO PCラインナップを展示している
明るく、清潔感があり入りやすい店舗づくりを心がけているという
台数限定モデルなど開店記念セールも実施中
サービスカウンター
新型コロナウィルス感染対策に、使用済みペンと消毒済みペンを分けて入れるようにしている
来店者には全員に検温と消毒をお願いしている

 「週明けから3日間で店舗を形にした」という新宿ダイレクトショップ店長の谷萩大吾氏は、店舗づくりの方針について「入りやすさを重視した」と話す。

 「明るく清潔感があり、難しいことを考えずに、商品を選びやすい店作りを心がけました。店舗運営については、幅広い要望にお応えできるようにしつつ、ご来店されるお客様の傾向を見て、今後の方向性を判断したいと思います」(谷萩氏)。

 開店記念セールも実施中。台数限定モデルについては、売れ筋商品をベースとして谷萩店長が企画。お買い得価格に抑える方向性の構成となっている。

新宿ダイレクトショップ店長の谷萩大吾氏

 今回、店舗取材に立ち会ったマウスコンピューターの小松永門社長にも話を伺った。

 マウスコンピューターは2月に、再開発の影響で秋葉原の「G-Tune:Garage」を閉店している。その際、東京地区における今後の店舗展開について協議する中で、次の出店候補地として渋谷や池袋、横浜などが挙がったという。

 「お客様には実際にご来店いただいて、実物を見ていただくことが重要と考えています。人流やターゲット層などいくつかの要素から優先順位をつけて検討した結果、たくさんのお客様に、商品を気軽に見ていただける場所ということで新宿に決めた、というのが出店の経緯です」(小松氏)。

株式会社マウスコンピューター 小松永門社長

 店舗の短期/長期的な目標については、数値的な目標というよりは、顧客への接客を大切にする見解を示した。新宿という土地柄、主要なターゲット層は「それほどPCに詳しくない人」を想定している。

 「現場はどれだけ売り上げたかをすごく気にするし、もちろんそれも大事なのですが、私としては、どれだけのお客様に対してきちんと接客したかを評価したい。販売を担当する者が、お客様の質問や要望にきちんと対応できたか。それが一番大事だと思っています」(小松氏)。

 昨今、新型コロナウィルス感染症の蔓延を始めとして、世界情勢に大きな変化が起きている。そうした世界情勢の変化がマウスコンピューターの製品開発や生産に対してどのような影響を及ぼしているかについても尋ねた。

 「世界的な半導体の不足によって、供給のラインが安定せず、一部のモデルについては納期が大きく遅れたり、欠品が生じています。いろいろな要因があるのですが、短期的には、中国・深センのロックダウンや、世界物流の影響を大きく受けています。原価の高騰や為替の変動もあり、これらは商品価格にも影響がします。我々から見れば、これだけ納期遅れや欠品が生じる今の状況は普通ではなく、異常事態だという認識です。そういった中でも、できるだけ商品を切らさずに、お客様の元へしっかりとお届けしたいと考えています」。