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日本HP、水冷ラジエータをケース外部に独立配置した「OMEN by HP 45L」
2022年2月24日 11:00
株式会社日本HPは、第12世代Core搭載製品を含むOMENシリーズゲーミングPC 3機種を発表した。「OMEN by HP 45L」、「OMEN by HP 40L」、「OMEN by HP 25L」を用意し、本日より順次販売を開始する。
OMEN by HP 45L
OMEN by HP 45Lは、ケース上部に水冷ラジエータ用チャンバーを備えたゲーミングPC。本日24日に発売し、直販のHP Directplusでの価格は55万円から。
CPU、GPU、電源ユニット/ストレージの3つで空間を分離し、冷却効果を高めるトライコンパートメントシャーシ構造を採用する点が特徴。ケース内部のGPUと電源/ストレージ部は電源シュラウドによって切り分けている。
CPUについては、ケース上部に独立して配置された「OMEN Cryoチェンバー」に240mm水冷ラジエータを内蔵。ケース本体から分離することで冷却効果を高めており、同じ構成のOMEN by HP 40Lと比べてCPU温度が6℃抑えられるという。なお、ラジエータは最大で360mmのものまで内蔵可能となっている。
チャンバーとケースの間にはラジエータ吸気用の隙間を設けており、クリーンエアを取り込める設計となっている。ベンチュリ効果を狙い、チャンバー底部をV字型、シャーシ上部を逆V字型とした。また、本体移動時のハンドルとしても利用できる。
左右側面や前面パネルはツールレスで着脱が可能。前面にはアドレサブルRGB LED対応ファンを3基備える。マザーボードには、50mmのアルミニウム製VRMヒートシンクと銅製ヒートパイプを搭載し、ボード背面には大型サーマルパッドを装備している。
ラインナップは、上位のエクストリームモデルと、下位のハイパフォーマンスモデルを用意。CPUとGPUの構成が異なり、上位モデルではCore i9-12900K/GeForce RTX 3090、下位モデルではCore i7-12700K/GeForce RTX 3080 Tiを搭載する。
そのほかは共通で、32GB DDR4メモリ、2TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0 x4接続)、GeForce RTX 3090、800W 80PLUS Gold電源、Windows 11 Proなどを備える。
インターフェイスは共通で、USB 3.1×2(うち1基Type-C)、USB 3.0×4(うち1基Type-C)、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4a、音声入出力などを装備。
本体サイズは約204×470×555mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約22.6kg。
OMEN by HP 40L
OMEN by HP 40Lは、Core i7/GeForce RTX 3080などを搭載するゲーミングPC。本日24日に発売し、直販での価格は35万2,000円から。
ケース内部をCPU/GPU、電源/ストレージの2つの空間に分けたデュアルコンパートメントシャーシ構造を採用。OMEN by HP 45Lとは異なり、OMEN Cryoチェンバーは備えず、水冷ラジエータはケース内部背面に配置する。
前面および左右側面パネルがツールレスで着脱できるほか、ケーブルレスで2.5/3.5インチストレージを拡張可能。アドレサブルRGB LED対応ファンやメモリも備える。
ラインナップは、上位のハイパフォーマンスエクストラモデル、中位のハイパフォーマンスプラスモデル、下位のハイパフォーマンスモデルを用意。メモリとGPUの構成が異なり、上位モデルでは32GBメモリ/GeForce RTX 3080、中位モデルでは16GBメモリ/GeForce RTX 3070 Ti、下位モデルでは16GBメモリ/GeForce RTX 3070を搭載する。
そのほかは共通で、Core i7-12700K、1TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0 x4接続)、800W 80PLUS Gold電源、Windows 11 Proなどを備える。
インターフェイスは、USB 3.1×2(うち1基Type-C)、USB 3.0×4(うち1基Type-C)、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4a、音声入出力などを装備。
本体サイズは約204×470×467mm(同)、重量は約18.7kg。
OMEN by HP 25L
OMEN by HP 25Lは、。IntelモデルとAMDモデルを用意し、どちらも2022年春の発売を予定。直販での価格は前者が22万円から、後者が26万4,000円から。
従来モデルから、CPUクーラーをトップフロー型からサイドフロー型へ変更。前面ファンを新たに追加し、ベンチレータもやや大型化している。ケースカラーについては、AMDモデルで新色となるセラミックホワイトを採用。なお、Intelモデルは従来から引き続きシャドウブラックのみの用意となる。
Intelモデルでは上位のパフォーマンスプラス、下位のパフォーマンスの2モデルを用意。GPUの構成が異なり、前者はGeForce RTX 3060 Ti、後者はGeForce RTX 3060を搭載する。
そのほかは共通で、Core i7-12700F、16GB DDR4メモリ、1TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0 x4接続)、600W 80PLUS Gold電源、Windows 11 Proなどを備える。
AMDモデルではアドバンスの1モデルのみを用意。Ryzen 5 5600X、Radeon RX 6700 XT、16GB DDR4メモリ、1TB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0 x4接続)、600W 80PLUS Gold電源、Windows 11 Proなどを備える。
インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.1×2(うち1基Type-C)、USB 3.0×2、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0(Intel)/5.2(AMD)、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4a、音声入出力などを装備。
本体サイズは約165×396×448mm(同)。