確定申告、オミクロン株の感染拡大受け納付期限を延長可能に

　国税庁は、オミクロン株による感染拡大の状況を鑑みて、確定申告/納付期限を延長可能とした。

　確定申告期間は2月16日から3月15日となっているが、新型コロナウイルスのオミクロン株の急速な感染拡大に伴い、感染者や自宅待機者、通常の業務体制を維持できないことなどにより、申告が困難になる納税者が増加することが想定される。

　この状況を踏まえ、国税庁は令和3年分の確定申告について、申告などが困難な人を対象に、令和4年4月15日までの間、簡易な方法で申告と納付期限の延長を申請できるようにした。

　期限後に申告が可能となった時点で、書面で提出する場合、申告の際に右上の余白に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」を記載。確定申告書等作成コーナーを利用してe-Taxで提出する場合、送信準備画面の特記事項欄に、同文を記載するだけで、申請書などの提出なしに延長できる。