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ノートPCの性能基準が激変! “速かった”Tiger Lakeを凌駕するAlder Lake-Hのハイエンドモデル「Core i9-12900HK」を動画で解説
2022年2月3日 11:57
高性能で自作PC市場を席巻するIntelの最新CPU、Alder Lakeこと第12世代Coreのモバイル版(Alder Lake-H)が登場。最上位モデルの「Core i9-12900HK」を搭載したノートPC、MSI GE76 Raiderを入手したのでその性能を評価した動画を公開しました。
12900HKは14コア/20スレッドというコア数もさることながら、Pコア(高性能コア)とEコア(省電力コア)を組み合わせたハイブリッド構造が一番のウリ。CPUの基本的な性能を測定するCINEBENCHの値を見てみると、第11世代(Tiger Lake)のハイエンドモデルのCore i9-11980HKは“マルチコア”が10,066、“シングルコア”が1,434でした。この値は第10世代から大幅な性能向上を果たしたもので、これまでのWindowsノート用CPUとしては最高レベル。
これに対して、今回登場した12900HKはマルチコアが17,054、シングルコアが1,883! 両項目とも、次元が違う性能を見せつけています。この情報だけでノートPCの常識が変わったことが垣間見えると思います。
今回公開した動画では、CINEBENCHのようなベンチマークソフトに加えて、Word、Excel、Power Pointといったビジネス向けアプリ、Adobe Lightroom Classic、Photoshop、Premiere Proというクリエイティブ系アプリ、さらにレインボーシックス シージ、レインボーシックス エクストラクション、ファークライ6、Forza Horizon 5という人気ゲームタイトルでのパフォーマンス測定結果を公開し、テクニカルライター芹澤正芳氏がその特徴を解説します。
消費電力やブーストクロックの維持時間など突っ込んだ検証も行ない、Core i9-12900HKとAlder Lake-Hの特性を分かりやすくまとめました。
先行するレビュー記事(第12世代Core Hシリーズの実力検証! P/Eコアで最強のゲーミングノートが誕生)と検証結果は共通ですが、動画ならではの分かりやすさがありますし、テストを行なった芹澤氏の生の声も聞けるので、記事を読まれた方にも見ていただきたい内容です。