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NVIDIA、Kepler向けでWindows 7/8/8.1も対応するドライバ

 NVIDIAは1月31日(現地時間)、Kepler世代を含む旧製品向けのドライバ「473.04」を配信開始した。対応OSはWindows 7/8/8.1で、GPUはGeForce 600/700/900/10/GTX TITANシリーズ。ダウンロードサイズは594.24MB。

 Windows 10および11用のKepler用(GeForce 600/700)ドライバ「472.98」も提供しており、こちらのサイズは707.67MB。

 既報の通り、同社はWindows 7/8/8.1向けドライバの提供を2021年8月31日で打ち切っており、同時にKepler世代にあたるGeForce GTX 600/700/GTX TITANのサポートも終了していた。しかしこれはGame Ready DriverおよびStudio Driverのように、新機能や新ソフトのサポートを行なわないというもので、致命的なセキュリティに関するアップデートは2024年9月まで提供するとしていた。

 今回のドライバはその「公約」を果たすものとなっており、プライベートIOCTLのカーネルモードレイヤーハンドラー「nvlddmkm.sys」にある、カーネル内NULLポインタ逆参照の脆弱性「CVE-2022-21815」を修正。ユーザーモードで作成されたコードがシステムクラッシュという形でサービス拒否を引き起こす問題に対処した。

 なお、2月1日には新GPU向けのGame Ready Driverの「511.65」を配信。GeForce RTX 3050および3080(12GB)といった新GPUをサポートし、Windows 11のダイナミックリフレッシュレートや、CUDA 11.6に対応した。

 またFar Cry 6のベンチマークやゲーム中にジオメトリが壊れる問題、3,440×1,440ディスプレイにおいてDLDSR解像度を設定した場合黒くなる問題、GeForce ExperienceのFreestyleフィルタを適用するとDirectX 12ゲームがちらつく問題などに対処した。