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Microsoftが「Diablo」のActivision Blizzardを約7.8兆円で買収

 Microsoftは18日、ゲームメーカーのActivision Blizzardを買収すると発表した。買収総額はおよそ687億米ドル(日本円で約7兆8,788億円)とみられる。

 Microsoftは2020年にも「Fallout」や「The Elder Scrolls」などを擁するBethesda Softworksの親会社であるZeniMax Mediaを約75億米ドル(日本円で約7,850億円)で買収しており、ゲーム関連の買収としては近年最大の大規模案件となる。

 Activision Blizzardは「Diablo」シリーズや「Call of Duty」、「Hearthstone」、「Overwatch」、「Warcraft」などの人気タイトルを保有する米国の大手ゲームメーカー。2020年から2021年にかけては一連のセクハラ問題に端を発する労働争議や数十人規模の従業員解雇など様々な問題を抱えており、開発の遅れによる新作の発売延期を発表するなど保有タイトルの先行きが不安視されていた。

 Microsoft Gaming CEOのPhil Spencer氏は、今回の買収によってMicrosoftはTencentとソニーに次ぐ世界第3位のゲーム企業になるとしている。またニュースリリースにおいては、Activision BlizzardのタイトルをMicrosoftの定額制ゲーム配信サービス「PC Game Pass」および「Xbox Game Pass」に追加することがアナウンスされた。