Apple、オランダで外部課金実装を容認。デートアプリが対象

　Appleは14日(現地時間)、オランダ向けApp Store内の一部アプリにおいて、同社が提供するアプリ内課金システム以外のものを用いた決済を容認した。

　Netherlands Authority for Consumers and Markets(ACM、オランダ消費者市場庁)の命令に同社が従ったかたちで、オランダ向けApp Store内のデートアプリが対象。これにより、開発者は外部の課金システムもアプリに実装可能となる。

　同社では、外部課金システムに関する返金や購入履歴、購読管理、および購入にともなう問題について関知しないとしている。また、このような変更はユーザー体験を損ない、ユーザーのプライバシーやセキュリティに対して新たな脅威が発生する恐れがあるとしており、ACMによる決定に対しても高等裁判所に控訴しているという。