「Coinbase Wallet」でNFT送信が不可能に。取引手数料＝アプリ内課金をAppleが要求

Apple’s claim is that the gas fees required to send NFTs need to be paid through their In-App Purchase system, so that they can collect 30% of the gas fee.

— Coinbase Wallet (@CoinbaseWallet)December 1, 2022

　Coinbaseは、iOS版「Coinbase Wallet」アプリにおけるNFTの送信機能を無効化したと発表した。この機能においてアプリ内課金システムを使用していないことを理由に、Appleが最新版アプリの公開をブロックしたためだとしている。

　Coinbaseによれば、NFT送信時の取引手数料の支払いにおいて、アプリ内課金システムを通じて行なう必要があるとAppleが主張し、その30%を徴収できるとして、NFT送信機能の削除を求めたという。一方で、アプリ内課金システムは暗号通貨をサポートしておらず、対応しようとしてもできないため、NFT送信機能を無効化した状態でアプリを配布したとしている。

　Coinbaseでは、Appleが自らの利益のために新しいポリシーを適用したとした上で、問題解決に向けてAppleと協力したいとしている。