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ChromebookでFast Pair可能に。WindowsもNear by Share対応などAndroidとの連携が強化
2022年1月6日 17:43
Googleは5日(現地時間)、AndroidデバイスやChromebookに実装する予定の新機能について紹介した。これらの機能により、スマートフォンとChromebookやWindowsデバイスを連動させて、より活用できるようになる。
Chromebookでは、デバイスの近くでBluetoothの電源をオンにすると即座にペアリングできる「Fast Pair」の機能が利用可能になるほか、2022年後半に新たにChromebookを入手した場合、Androidスマートフォンを試用してすばやくセットアップし、GoogleへのログインやWi-Fiのパスワードなどの保存済み情報にすぐにアクセスできるようになる。
また、Google TVまたはAndroid TV OSを利用しているデバイスもBluetoothのヘッドセットに対応。Matterにも対応し、Matter対応のスマートホームデバイスを、ネットワーク、Google Homeなどへすばやく接続できる。
今現在は、AndroidスマートフォンでChromebookのロックを解除できるが、今後数カ月以内に、ペアリング済みのWear OSスマートウォッチにも導入し、ChromebookおよびAndroidスマートフォンをすぐにロック解除できるようになる。
さらに、デジタルカーキーを利用し、対応のSamsungまたはPixelスマートフォンで、BMWの車両をロック解除したり起動したりできる。加えて、今年(2022年)後半登場予定のUWB技術対応のスマートフォンでは、スマートフォンを取り出さなくても車のキーを解除できるという。
Androidタブレットで映画などを視聴している際に、スマートフォン側に電話がかかってきた場合、電話を受けるだけでAndroidタブレット側の視聴を一時停止する機能も実装。加えて、空間オーディオもサポート。さらにBOSEのスマートスピーカーおよびサウンドバーなどでもChromecastをサポートするとしている。
Chromebookの「Phone Hub」では、今年後半より、Androidスマートフォンのチャットアプリにアクセスして連絡したりできる。また、カメラロールにもワンクリックで簡単にアクセスできるようになるとしている。
Volvo Carsの車は、今後数カ月のうちにGoogle音声アシスタントに対応。出かける前の車のウォームアップやクールダウン、ロックとロック解除などができるようになるとしている。
Windows PCとの連携も強化し、AndroidスマートフォンをFast PairでWindows PCに接続すると、Bluetoothアクセサリをすばやくセットアップしたり、テキストメッセージを同期したり、Near by Shareによるファイル共有なども行なえるようになる。現在、Acer、HP、Intelと協力しており、この機能を今年後半に実装するとしている。