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プレゼン用スライドが作れるようになった「一太郎2022」。画面共有や外出先作業の際に情報漏えいを防げる機能も
2021年12月1日 13:30
ジャストシステム株式会社は、オンライン会議やリモートワークといった時代のニーズにマッチする新機能を多数実装した日本語ワープロ「一太郎2022」を2月10日に発売する。価格は「[ATOK 40周年記念版]」が2万3,100円、「プラチナ[ATOK 40周年記念版]」が4万2,900円。
特別優待版はそれぞれ1万1,880円と3万5,200円、バージョンアップ版およびアカデミック版はそれぞれ9,900円と3万1,900円となる。
一太郎2022では、新型コロナウイルスの影響によって進みつつあるオンライン会議やリモートワークに合わせた新機能を多数実装した。例えば文書のスタイルをまとめて設定する「きまるスタイル」では、「スライド」を新たに用意し、専用背景を30点追加、16:9の画面に適したスライドを作成可能となった。
また、スライドの編集をより直感的に操作できるようにするため、ページの挿入や切り取り/貼り付けに対応させた。さらに、オンライン会議で画面共有をした際に直接プレゼンテーションが行ないやすいよう、見やすいマウスポインタやレーザーポインタを設定できるようになった。
その一方で、画面共有をした際に、最近使った文書の履歴を表示しなくしたり、ATOKで入力する際の推測候補などを隠す「プロテクトモード」を実装。思わぬ情報漏えいを防げる。さらに、自宅やカフェといった社外の人が目につくところでの作業を行なう際に、覗き見されることによる情報漏えいを防ぐため、編集行以外をホワイトで半透過表示させることで見えにくくする「プライバシーモード」を実装した。
日本語ワープロの基本機能の進化としては、文書校正において回りくどい表現の指摘や、命令的表現の指摘が行なえるようになった。また、縦組み文書において脚注番号の半角数字の横表示、連番参照で自動的にその章のタイトルの自動挿入、くの字点や三点リーダーの行またぎ分離防止、冊子のノド側に隠しノンブルの設定、A4用紙の三つ折りリーフレット作成機能などを実装した。
プラチナ版では、凸版文久体5書体、フォントワークスデザイン7書体、デジタル大辞泉 for ATOKを収録。日本語の読み上げを行なう「詠太12」では、日本語4話者で括弧の読み分けが可能になった。また、「花子2022」では、ピクトグラムといった案内図や感染症対策やSNSといった時事的な注意喚起部品を拡充。
さらに、画面キャプチャを行なったり編集を行なったりできる「画面カッターNeo」、実サイズを指定した電子印鑑作成やマイナンバーの取り込みに対応したPDF作成ソフト「JUST PDF 5」などを搭載した。