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Android 12提供開始、UIの大幅刷新やプライバシー保護機能強化。まずはPixelシリーズから

 Googleは19日(現地時間)、パーソナライズしたUIや新たなプライバシー保護機能などを備えたAndroid 12の提供を開始した。Pixel 3以降のPixelシリーズではすでに導入が可能。

 Android 12では、新たにMaterial Youデザインを採用。壁紙の色を抽出し、それにあわせてロック画面や通知などUI全体の色をあわせるといったパーソナライズ機能を備える。

 ウィジェットのデザインも刷新したほか、画面の一部を拡大できる拡大鏡機能や、夜間の利用時や最低輝度設定でも明るすぎる場合に、さらに輝度を抑えるExtra dimなどといった視認性関連の機能も強化した。

壁紙にあわせてUIの色も変わるMaterial Youデザイン
拡大鏡機能

 プライバシー保護機能としては、アプリがマイクやカメラを使用しているさいに、ステータスバーにインジケータを表示してユーザーに通知。またクイック設定には、マイクとカメラへのアクセスの有効化/無効化を切り替えられるボタンも用意した。

 加えて、アプリへ提供する位置情報の精度を、正確な位置か、おおよその位置かの2段階から選べるようになった。さらに、直近24時間でどのアプリがどのプライバシー情報にアクセスしたか一覧できるプライバシーダッシュボードを追加したり、長期間使っていないアプリの権限をリセットするなどといった変更も施している。

マイクやカメラをアプリが使用するとステータスバーにインジケータが現れる
アプリへ提供する位置情報の精度を選べるように

 そのほか、表示している部分以外を含む、ページの一部や全体を1枚の画像として保存できるScrolling Screenshot、一部対応ゲームにおいてアプリをダウンロードしながらすぐに遊べる機能など、様々な改善を行なっている。

画面の一部や全体を保存できるScrolling Screenshot
Pixel 3以降のPixelシリーズではすでに利用可能となっている