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Android 12がAOSP向けにソース提供。PixelやGalaxy、Oppo、Xiaomiが順次対応へ

Android 12のウィジェット

 Googleは4日(現地時間)、Androidの最新版である12を、Android Open Source Project向けにソースを配信した。今後数週間のうちに、Googleの「Pixel」シリーズをはじめ利用可能になる見込みで、年末までにはSamsung、OnePlus、Oppo、Realme、Tecno、Vivo、Xiaomiといった各メーカーの端末でも利用可能になる見込み。

 Android 12では新たに「Material You」と呼ばれる新しいデザイン言語を採用し、より個性的で美しいアプリを製作可能。また、ウィジェットについても刷新し、インタラクティブコントロールやレスポンシブレイアウトなどを実現する。端までスクロールした場合、内容が伸長するエフェクトや、アプリ起動時のスプラッシュスクリーンなども導入された。

 性能面ではシステムサービスのCPU使用率を22%削減し、特にビッグコアの使用率を15%削減する。I/Oの最適化によりアプリの起動を高速化したという。このほか、フォアグラウンドサービスの最適化、通知からのアプリ起動の高速化、Neural Networks APIによるMLアクセラレータの活用などが挙げられる。

 さらに、プライバシー保護機能の強化、画面四隅の丸めの対応、AVIFおよびHEVCへの対応、かんたんにアクセスできるカラーフィルタやエフェクトの導入などが図られている。

位置情報へのアクセスといったプライバシー保護機能も強化