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Supermicro製Z490/WRX80マザーがBIOS更新でTPM 2.0対応。Windows 11インストール可に

C9Z490-PGWの「PCH-FW Configuration」でIntel PTTが選択可能になった

 以前弊誌でもレビューしたことのあるSupermicro製のZ490マザーボード「C9Z490-PGW」、およびWRX80マザーボード「M12SWA-TF」の2モデルにおいて、CPU内蔵のTPM 2.0を有効にできるBIOSが配布開始されている。

 ファイル名はZ490が「BIOS_C9Z490-PG(W)-1B56_20210909_2.0_STDsp.zip」、WRX80が「BIOS_M12SWA-TF-1C1C_20210910_1.0c.zip」。

 既報の通り、Windows 11のインストールにはTPM 2.0が必須要件となっているが、筆者が試用している限り、同社のこの両モデルの旧BIOSでは、Intel PTTやAMD fTPMがBIOSで有効にできず、別途TPM 2.0対応モジュールを購入する必要があった。

両モデルともアップデート後はPC正常性チェックツールでWindows 11対応可能と出た

 なお、C9Z490-PGWで付属のReadme.txtにある手順で、UEFI Shellに入ってBIOS更新を試してみたところ、BIOSに加えIntel MEの更新も必要だったため、BIOS更新後に再度Built-in EFI Shellに入る必要があり、そのためにいったんSecure Bootをオフにする必要があった。その後Intel MEの更新は自動で行なわれる。

 一方M12SWA-TFの方は、WebブラウザからBMC経由でBIOS更新を行なったところあっさり完了した。M12SWA-TFに関してはこの手法を推奨したい。

Built-in EFI Shellで試したところSecure Flash Romの認証に失敗したが、筆者が試したBIOSバージョンが試用版だったかもしれない
BMC経由でBIOSアップデートすればトラブルフリー