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Windows 10で最新アップデートに失敗する問題。Arm版でも修正

 米Microsoftは24日(現地時間)、Windows 10において最新の累積更新プログラムのインストールを完了できない問題をArm版でも修正したと発表した。

 そもそもこの問題x86/x64版を含むWindows 10 2004/20H2/21H1で発生していた。5月25日に配信した「KB5003214」、および6月21日に配信した「KB5003690」を適用した一部デバイスで発生。例えば7月6日に配信した「KB5004945」といった最新アップデートを適用しようとすると、“PSFX_E_MATCHING_BINARY_MISSING”というメッセージとともにエラーが発生してインストールを完了できないという。

 この問題が発生したデバイスが少なくとも過去に30日間オンラインになっていた場合、Windows Update Medic Service(WaaSMedicSVC)が自動でインプレースアップグレードを行なう。より早く適用したい場合は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下のコマンドを入力することで行なえる。

Reg.exe Add HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion /v AllowInplaceUpgrade /t REG_DWORD /f /d 1

 x86およびx64に関しては上記の方法で修正できたが、Arm64のデバイスの場合、今回配布開始された「KB5005932」を適用した場合でのみインプレースアップグレードが行なわれる。KB5005932はWindows Updateで入手できるほか、Microsoft Update Catalogからでもダウンロードできる。