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Intel/AMDともサーバー向けが好調でCPU出荷増。Armもシェア拡大

 米Mercury Researchは、2021年第2四半期のCPU市場調査の結果を報告した。これによると、x86 CPU出荷台数は、直前期からは減少したものの、前年同期比では好調を維持したかたちとなった。

 2021年第1四半期からの減少については、主にChromebook向けのエントリー向けモバイル製品の出荷減が要因だとしており、わずかながらミドルレンジのデスクトップPC向け製品についても出荷減となったという。一方で、平均価格の上昇により総売上高は過去最高の180億ドルに達した。

 用途別にみると、2021年第2四半期は、過去3四半期はマイナス成長だったサーバー向けCPUが堅調で、Intel/AMDともに前期比10%以上の成長を達成。AMDはCPUユニット数と売上高の両面で記録的な結果が出ているものとみられ、前年同期比で3.7%シェアを伸ばした。2021年後半に向けても好調が続くとみている。

 コンシューマ向けCPUについては出荷数が減少。デスクトップ向けはほぼ横ばいとなったが、モバイル向けが減少したかたち。2021年第2四半期では、AMDがモバイル向け、Intelがデスクトップ向けに注力したかたちとなり、それぞれの分野で2%、2.3%のシェア拡大に成功した。

 また、ArmベースのCPUについては、好調なChromebookやAppleのM1チップなどにより、引き続き出荷数が増加。PC向けCPUのシェアでは、2%以下だった1年前、約5%だった2021年第1四半期からさらに拡大し、約7%のシェアを確保しているものとみたれる。