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マウスコンピューター、キッザニア甲子園にPC組み立て体験“工場”オープン
2021年7月21日 11:35
7月20日、キッザニア甲子園にマウスコンピューターの「パソコン工場」がオープンした。約30分で、PC組み立てを体験することが可能で、「PCとはどんなものなのか、理解することに繋がる」という。
オープン記念で行なわれたテープカットの様子と、報道陣向けに公開されたPC組み立てを体験する子供達の様子をご紹介しよう。
PC組み立て体験は将来の仕事にも好影響
キッザニア甲子園があるのは、名前通り、甲子園球場に隣接したららぽーと甲子園。50以上あるパビリオンに、新たにマウスコンピューターの「パソコン工場」が加わった。
7月20日にはオープン記念としてキッザニア甲子園を運営するKCJ GROUPの代表取締役である圓谷道成氏、マウスコンピューター 代表取締役社長の小松永門氏によるテープカットが行なわれた。
マウスコンピューターの小松氏はパビリオン開設の背景として、「毎年、夏には親子PC組み立て教室を実施していた。これが大変好評で、夏だけでなく、もっと気軽に、試す場が欲しいという声を頂いていた。そんな中、ご縁がありキッザニアにお邪魔したのだが、見た途端にまさにこれがPC組み立て教室を気軽に体験したいというお客様の要望にお応えできるのはこれだ! と感じた。我々のパソコン工場に来て頂いて、PC組み立てを体験することで、PC好きな子どもさんを増やしていきたい」と説明した。
気軽に体験できるというものの、パソコン工場で体験できる組み立て作業は、本当のPC組み立てに即したものとなっている。BTOでPCを提供しているマウスコンピューターの業務同様、PC購入者のリクエストされたスペック通りのパーツを取り出して、PCを組み立てて行くことを体験できる。
小松氏は、「7月20日をスタートとして、さまざまな体験をしてもらうことでお子さん達が楽しんでくれるパビリオンを目指していきたい。そしてPC好きな子供達が増えるきっかけとなる施設としていきたい」とパビリオン開設の狙いを説明した。
KCJ GROUPの圓谷氏は、「キッザニアの初フランチャイズが日本に誕生し、今年がちょうど15年目にあたる。その記念すべき年にマウスコンピューターさんにパビリオンをオープンして頂くこととなったが、実は私もPCが好きで、Windowsの前、MS-DOS時代から触っていた。
それからしばらくPCからは離れていたのだが、昨年、息子が『ゴリゴリに動くPCが必要だ』と言い出した。そこで仲間内のSNSで何を買えばいいのか相談したところ、6人のうち5人がマウスコンピューターを推薦してくれた。ちなみに、あと1人は俺がPCを組むということだったのだが、マウスコンピューターはこれだけPC好きから好かれているブランドなんだと実感するできごとだった」と自らの体験から、マウスコンピューターブランドを高く評価していることを明らかにした。
それだけに今回のパビリオンには思い入れがあるようで、「子どもさんがPC組み立てを体験できるのは画期的。今、自分では中を開けることができないマシンが多いが、自分でPCを組み立てる体験は将来、大人になって仕事でPCを使う際、物作り、カスタマイズを行なうことにつながると思う。将来の仕事にも大きなプラス体験になるのではないか」とPC組み立て体験は子供達に良い影響を及ぼすと強調した。
30分でコンピュータの歴史から組み立てまでを体験
パソコン工場では、約30分でコンピュータの歴史からPC組み立てまでを体験することができる。1回につき6人が参加可能で、キッザニアの通貨8キッゾを受け取ることができる。成果物としては自分が組み立てたオーダーシートを受け取ることができる。
30分の作業内容は、PCとはどんなものなのかを知るのに適した内容。まず、簡単にコンピュータの歴史が紹介され、かつては巨大だったコンピュータが機能向上によって小さくなり、スマートフォンのように身近な機器となっていることが説明される。
その後で組み立て作業がスタートし、オーダーシートに基づいて必要なパーツを収納されている引き出しからピックアップ。オーダーシートにあるバーコードを読み取ると、該当するパーツが収納された引き出しのボタン部分が点灯し、間違えることなくパーツをピックアップする仕組みとなっていることがわかる。
必要なパーツをピックアップするといよいよ組み立て作業を開始。パビリオン内の工場ではあるものの、CPU、ファン、メモリなどの取り付けや、CPUの冷却性能をあげるグリス塗りなど、本当のPC組み立てに匹敵する内容となっている。
マウスコンピューターの小松氏によれば、「当社が行なっている組み立て作業と、キッザニアさんのノウハウを結集し、本格的なPC組み立てを体験できる内容となっている」と本格的なPC組み立てを行なった感覚を味わうことができる。
今回、取材に対応してくれた子供達は、「家でもPCを使っているけれど、自分用のPCを組み立ててみたい」とPCをより身近に感じたようだ。