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「Microsoftの印刷スプーラ脆弱性対策は不十分」と複数セキュリティ研究者が指摘

グループ ポリシーでポイント アンド プリントの制限を有効にすると、PrintNightmare脆弱性のリモートコード実行攻撃はできてしまうという

 Microsoftは6日(現地時間)に、印刷スプーラーの脆弱性「PrintNightmare」に対処するパッチ「KB5004945」を配布開始したが、複数のセキュリティ研究者からは、このパッチは不完全であるという指摘がある。

 CERT/CC脆弱性アナリストのWill Dormann氏によると、パッチはSMBおよびPRCバリアントによる攻撃を防御できたが、LPE(ローカル権限昇格)による攻撃は防げなかったという。

 加えて、フランスのセキュリティ攻撃ツール「mimikatz」の開発者Benjamin Delpy氏によれば、グループポリシーで「ポイント アンド プリントの制限」を「有効」に設定した場合、リモートコード実行(RCE)による攻撃も成功できたという。

 PrintNightmareへの完全な対策はもうしばらく時間かかりそうで、それまでは印刷スプーラーの無効化などで緩和するしかなさそうだ。