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世界初のコンシューマ用Linuxタブレット「JingPad」登場。Androidアプリも動作

JingPad A1

 “世界初のコンシューマレベルのLinuxタブレット”を謳う「JingPad A1」が、クラウドファンディングのIndiegogoで出資を募っている。製品を入手するための最小出資額は549ドル(約6万500円)だ。製品の出荷は9月7日を予定している。

 JingPad A1は、次世代LinuxベースのモバイルOS「JingOS」を搭載した11型タブレット。Linuxがベースとなっているため、TherminalやGIMP、LibreOffice、プログラミングアプリといった一般的なLinux向けデスクトップアプリが動作する。その一方で「Android Apps on JingOS(AAJ)」と呼ばれる仕組みも用意し、ほとんどのAndroidアプリも動作させられるという。

JingPad A1でGIMPやLibreOfficeなどが動作している様子
JingPad A1でAndroidアプリが動作している様子

 一方ハードウェア面としては、2,368×1,768ドットというアスペクト比4:3の11型AMOLEDディスプレイを搭載する点が特徴。ピクセル密度は266dpi、コントラスト比は10万:1、輝度は350cd/平方m、色域はNTSC 109%といったスペックになっている。上下ベゼルは7.55mm、左右ベゼルは5.3mmと狭額縁で、画面占有率は90%に達する。

 プロセッサにはUnisocの「Tiger T7510」を採用。4基のCortex-A75(2GHz)と4基のCortex-A55(1.8GHz)を組み合わせたArmアーキテクチャの電力効率重視のチップで、8,000mAhのバッテリと組み合わせて、8~10時間駆動を実現。メモリは8GB LPDDR4、ストレージは256GB UMCP。microSDカードで容量を拡張できる。

 このほかインターフェイスとしては、1,600万画素メインカメラ、800万画素前面カメラ、2.4/5GHzデュアルバンドWi-Fi、Bluetooth 5.0、GPS、Glonass/Galileo/Beidou、USB Type-C(OTG対応)、指紋センサーなどを備える。

 本体サイズは243.5×178×6.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は490g。

本体背面

 オプションで選択できるキーボードは、6列でタッチパッドも内蔵。磁石で着脱可能で、装着すると本体を最大135度本体を傾けてクラムシェルのように利用できる。タッチパッドはマルチタッチによるジェスチャもサポート。本体サイズは243.5×188.6×18mm(幅×奥行き×高さ)、重量は550±50g。

 さらに、オプションでペン「JingPad Pencil」も選択できる。こちらはMPP2.0対応のアクティブタイプで、4,096段階の筆圧をサポート。USB Type-Cによる2時間の充電で、最大360時間利用可能。サイズは9×150mm(直径×高さ)。

オプションのペンとキーボード