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「macOS Monterey」登場。iPadを横に置くだけでMacからマウス操作可能。操作自動化の「ショートカット」も
2021年6月8日 05:32
Appleは7日(現地時間)、開発者会議「WWDC21」を開催し、次期デスクトップOS「macOS Monterey」を発表した。9月にも配信予定となっている。
Montereyにおける最大の目玉とも呼べる機能が「ユニバーサルコントロール」。Macの横にiPadを置くだけで、何も設定することなく、Macからマウスやキーボード操作が行なえる。デバイス間の切り替えもシームレスで、マウスカーソルをiPadを置いた方向に移動させるだけでワープする。
さらにユニークなのが、デバイス間を跨いでマウスでドラッグ&ドロップできる点。例えばiPad上で描いたスケッチや書いたテキストを、Mac側にドラッグ&ドロップするだけで転送される。
また、iMacを追加で横に置いた場合でも3つのデバイスを1つのキーボード/マウスで操作でき、MacBookからiMacとiPad、iMacからMacBookとiPadを操作するといったことも容易に行なえる。これによりワークフローを大幅に改善し、生産性を向上できるとした。
新たにAirPlay機能も実装し、iPadやiPhone上の音楽や動画、画面を投影できるようになった。
一連の操作フローを記録する機能として、「ショートカット」アプリが新たに実装される。これは従来からあった自動化機能「Automator」をよりユーザーフレンドリーにしたもので、例えば「いつも指定の友人に写真を共有する」といった操作も簡単に行なえるようになる。なお、Automatorのワークフローはショートカットにインポートできる。
Webブラウザの「Safari」も強化し、デザインを一新。必要な要素を再デザインし、タブとURL欄が一列となり、よりコンテンツ表示領域が広がった。タブをまとめておく「タブグループ」機能も実装し、すぐに複数のタブを開いたり、iOSやiPad OS上からすぐにその複数のタブの続きを閲覧したりすることが可能になった。
なお、iPadとiPhoneのSafariも拡張機能をサポートするとしており、Macと同様さまざまなカスタマイズができるようになった。