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「ATOM Cam 2」赤外線がレンズに漏れて映る不具合。対応品を無償提供へ

ATOM Cam 2

 アトムテック株式会社は、同社が18日に発売したネットワークカメラ「ATOM Cam 2」に製造過程の問題に起因する不具合が見つかったと発表した。検証段階と異なる材料を誤って使用したことで、照射する赤外線の一部がレンズに漏れて映る不具合が発生し、ナイトビジョンモード利用時に画面左上/右上に見えにくい領域が現れるというもの。

正常な個体の場合
不具合のある個体の場合。画面左上/右上が白く飛んでしまっている

 原因は、当該部品の生産メーカーが、検証段階まで使用されていた材料とは異なるものを製品製造時に間違って使用したため。この材料は設計開発の段階から指定していたもので、19日の調査で判明したとしている。

 不具合の発覚を受け、同社では初回出荷の5,000台を購入したユーザーに対して、再生産後の新品を無償提供する。すでに購入した製品についてはそのまま使えるとしている。

 なお、再生産にともない、第2次出荷の早割予約販売分以降については、製品の到着が当初予定の6月初旬から6月下旬にずれ込むかたちとなる。早割予約販売で購入したユーザーについては、納期が遅れることを理由とした注文キャンセルを5月24日まで無料で受け付ける。

 同社では、製造過程の管理に行き届かない点があったとして陳謝し、再発防止に努めていくとしている。