ソフトバンクが楽天モバイルを提訴。約1千億円の損害賠償や営業秘密の廃棄などを求める

　ソフトバンク株式会社は6日、楽天モバイル株式会社らに対して、約1,000億円の損害賠償請求権などを求める民事訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表した。

　元社員は、営業秘密に該当する4G/5Gネットワーク関連の技術情報などをソフトバンクから楽天モバイルに持ち出したとして、1月に逮捕されていた。本件についてソフトバンクは、楽天モバイルおよび同社元社員に対して、持ち出した営業秘密の利用停止および廃棄と、約1,000億円の損害賠償請求権の一部として10億円の支払いなどを求めて提訴した。

　一方楽天モバイルでは、社内調査の結果ソフトバンクの営業秘密を業務に利用していた事実は確認されていないとしており、正当性を主張していくとしている。